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”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”

『雪国の心』

2015.03.03 14:15

先日亡くなられた火坂雅志さん。
好きな歴史小説家の一人でした。

出版社勤務を経て、1988年「花月秘拳行」で
デビュー。吉川英治文学新人賞候補となった
「全宗」や、「軍師の門」「真田三代」など本格派
の歴史小説を次々と発表。

で知られ、越後・上杉家
の家臣、直江兼続を主人公とする「天地人」
は
、2009年にNHK大河ドラマ化され、人気を博し
ました。

「すっきりとした人柄は、直江兼続のようだった」
とその人柄を知る方たちから別れを惜しむ声が
聞かれます。

「天地人」のドラマ化にあたっては、脚本家と
チーフプロデューサーに「基本的に自由にやって
ください」
と言ったそうです。

但し一つだけ、これだけは表現してほしいと
頼んだことがありました。それは小説に書いた
「雪国の心」。


















”雪国に暮らす人々にとって雪は重く苦しいものです。
豪雪地帯の越後は、水気を含んだ雪の重さで屋根
がきしみます。

だから屋根にのぼって雪下ろしをするのが男たち
の冬仕事になる。たいへんな重労働です。家々の
屋根から下ろされた雪は、やがて軒よりも高く積み
上がっていく。

雪下ろしをしてできた道のほうが屋根よりも高くなる
という雪国ならではの奇観。そんな環境だから冬場
はじっと耐えて我慢するしかない。

そこで力を養って、春に美しい大きな花を咲かす。
それが「雪国の心」です。
その一点だけを忘れないでくださいと。

ドラマではそれが見事に表現されています。
上杉景勝はほとんどしゃべらなくて、笑ったところなど
一度しか見たことがないと家臣に言われる武将です
が、彼の芯の強さ、我慢強さなどは「雪国の心」を
重ねて、よく表現されていると感心しました。”