『物理学博士号を持つ独首相』
2015.03.09 01:30
今週も築地・某新聞社の作業場から
仕事が始まりました。
今日は同じビルにあるホールで、
独メルケル首相の特別講演会が開催
されることから、いささかピリッとした
雰囲気がそこここに。
2005年に発足した連立政権下で、
歴代最年少の51歳にして、独史上
初めてとなる女性の首相に就任した
メルケルさん。
物理学の博士号を持つメルケルさん
は、科学技術政策に明るい首脳と
して知られており、この訪日では
再生可能エネルギー分野で日本との
協力を深めたいという考えを示して
います。
4年前の東電福島第一原発事故の際
には、従来の方針を一転させ、脱原発
路線を決めるなど、世論を見極め柔軟
に判断を下す政治姿勢が高く評価され
ています。
また、ギリシャへの金融支援やウクライナ
問題など、グローバルな課題への対応
でも主導的な役割を果たし、いまや欧州
で最も影響力のある政治家。
個人的にもその手腕を高く評価している
メルケルさんが、只今同じビルにいること
に何やら感動を持ちながら、講演内容
に大きな関心を持っています。