『私に帰る旅』
2015.07.11 03:48
「随処に主となれば 立処皆真なり」
(臨済録)
”自分の与えられた場所で
主人公となって、
一所懸命にがんばっていけば、
どのような場所であっても
生きる上で必要な大切なこと、つまり
生き甲斐に出会える”
ゲスト講師は、岡部明美様(ワークショップ・トレーナー、
セラピスト、カウンセラー、文筆家) です。
岡部さんは、36歳のとき、重い脳腫瘍を患い、
生死の境を彷徨う体験をされました。
それまではエネルギッシュ、バイタリティがあると
人から言われていた、ある日突然に病が姿を
現したそうです。
言語を絶する肉体的な苦痛と精神的な恐怖・・・
いろいろな感情の狭間で心が揺れ動く中、次第に
自分と向き合うようになっていたといいます。
””心とからだの仕組を学べば学ぶほど、私には、
「病気=悪・敵・排除すべきもの」という、世間一般
で考えられているような一面的な見方ができなく
なりました。
「病の意味」を問うということは、それまでの人生を
見つめなおし、自分に向き合うときがきたという
ことでした。
そして気づいたのは、病むということは、癒されたい
自分がいるということでした。
病を自分の人生に必要なこととして素直に受け入れた
ときから、私の「気づきと癒しの旅」が始まったのです。”
(「もどっておいで私の元気!」岡部明美著)