高校物理。
2018.09.21 15:13
高校生の授業後に、高校生の一人から
物理に関して質問がありました。
「先生、サインとかコサインとか
あんまり上手く使えないんですけど・・。」
学問体系上、齟齬が起きているように
見えるのがここの接続です。
数学で三角比を習ってしまえば
こんなに簡単であったことに気付くのに、
物理学でそれを細かく習ってもおらず、基本的知識も
未習得のままいきなりサインコサインを
使って解かせようとする物理学教師。
「この値は丸暗記なんですか?」
生徒から質問された時に
「?????」となりました。
計算事項について、やっていく中で
馴染んでいって覚えてしまうものはあっても、
意味もわからず丸暗記するものはありません。
化学にしても物理にしても、なんというか
初学者に易しくない先生というのは
どこの学校を見ても多いように思います。
これらはむしろ独学でやさしい教材からやったほうが
よっぽど簡単なのではないか?と思うほど、
障壁があるように思え、それが理系の子を
減らしてしまう要因の一つになっているように思います。
高校の理系の先生はある意味専門家であり、
指導者ではない、という趣がある先生は
少なくはありません。
”これくらい分かるだろう”という一つ一つの過信が、
子どもたちの不安を重ねていく要因になっています。
本来、初期の高1レベルの物理学に難しいものは存在しません。