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長寿を祝う年の人は、今までとは違うフェーズの毎日を送ります。

2018.09.25 04:25

必死に仕事をした昨日までとは違って、子供も巣立っているということが多いですし、新たな夫婦の価値観で良い時期だと思います。

あるいは、今は元気さながらでも健康への気遣いは必須である年と思われます。

還暦の60歳には、若い人から先輩へのお祝いが当事者には外せません。

以前、企業では一般的に還暦で会社を退職する人が、大半だったと思います。

逆に最近は、全般的に長寿になったという要因があって、リタイアしない人が、ふつうの様相です。

すると60歳で退職しなかった人に職場の有志から本卦還りの祝いをするといった場面が見受けられます。

そういったことへの参加費は、少なくても一人1000円からの徴収でお祝い品を手配する感じです。

還暦をお祝いするのは、満60歳の誕生日あたりでされるケースが一般的ですが、家族が遠方に住むことも珍しくない最近では、当人の誕生日にかかわらず皆が揃いやすい日程でお祝いするケースが主流です。

その年の連続した休みになるときなどご家族が揃うタイミングに行うという感じです。

従業員として勤務されてきた方は定年で退職される方もいるので、還暦祝いを兼ねることもあります。

定年退職の記念と還暦祝いでも型にはめることにこだわり過ぎないで、人生60年の区切りを数え61歳の年を祝う還暦祝いは、元来は長寿をたたえる行事でした。

とはいっても最近の人は年寄じみていないし、凛とした方も多いので、長生きって感じじゃないですよね。

わが子は独立して家庭を持っても何かと気配りをしてくれる両親であって、事態をいい意味で変えるために「心配したらキリがないから心配すんな」、そんな思いを伝える都合の良い機会に違いありません。

男性も女性も還暦の内容は同じです。

ただずいぶん前は、男を家の跡継ぎにするという習わしがあったため本卦還り祝いは男だけにして、それがあったから今でも女性を対象としない地域はなくなっていません。

とは言え年を気にするご婦人は少なくないですし、年寄の印象が強い本卦還りのお祝いというよりも誕生祝いとして本卦還りを祝う演出も楽しいですよ。