『なにがあっても、ありがとう』
2016.01.27 22:30
”真の智者には、動中おのずから静があり、
真の仁者には、静中おのずから動がある”
かつて「論語で一生を貫いてみせる」と、若き日に決意した大経済人がいました。
幕末から明治、大正、昭和初期の時代を生き抜き、500もの会社設立に関与して、
日本経済界に偉大な足跡を残した、渋沢栄一翁。
”わがままにも卑屈にもならないために、必要なのが「礼」です。
人に悪く思われたくないという表面的な礼儀正しさではなく、
常に頭を下げて物事や人から謙虚に学び、学びに感謝することです。
「礼」を備えれば、自然に動物脳がコントロールされ、
適切な判断ができるようになります。”
篠浦伸禎先生(都立駒込病院脳神経外科部長)から以前そうお聞きしました。
次回(2/27)の照隅会「神渡良平人間学」、ゲストは渋沢栄一翁の令孫である
鮫島純子さん。
人生は、よく「偶然」の積み重ねだといわれます。
その中で私達は、いろいろな人と出会い、つらいことや楽しいことを経験し、
生きていくのではないでしょうか。
しかし、鮫島さんは、それを「必然」だと言います。
すべての出会いや出来事、境遇は、「自らが、この世に生まれる前に、
心を磨くために決めてきたこと」だと。
苦手な人、つらい出来事、置かれた境遇……
鮫島さんの考え方を知れば、人生を悩ませる多くの出来事を、
とても楽にとらえられるようになるはずです。
どんな出来事にも感謝してしまう93歳の「人生論」。
★『論語で一生を貫く』