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『笑顔を呼ぶ九州新幹線CM』

2016.04.18 13:01

2011年3月12日、東日本大震災の翌日に開通した
九州新幹線のCMが話題になっているとの報。
withnews

九州新幹線の全線開通を祝って作られた一本の
CM
映るのは、沿線に住む大勢の人















(写真元:朝日新聞社)

JR九州の呼びかけに応え、駅ホームや自宅の庭先
、田んぼのあぜ道から、七色に彩られた新幹線に
向かってうれしそうに手を振っている人びと


250kmの距離を走り抜ける新幹線の車内から、沿線
に集まった人たちを撮影したこの映像。もともと100時間
以上も撮影した中から、3分に編集
したのだそう。

九州の多くの人々を巻き込み、人のつながりが感じられる
ことから、見る人を元気にする力強さがあります。

しかし、このTVCMは震災の影響で、同年3月9日から
わずか3日間しか放送されない幻のCM
となりました。

ところが、ウェブに公開されるや「元気になるCM!」と評判
になり、話題を呼びます。そして「カンヌ国際広告賞」の
アウトドア部門金賞、メディア部門銀賞
を受賞。

昨日国土交通省が公表した九州新幹線の写真
車両の脱線だけでなく、レールや線路を支えるコンクリート
の柱が多数壊れていました。

沿線の煙突の倒壊によって防音壁が壊れたほか、少なく
とも防音壁の落下が50カ所、高架橋の亀裂が25カ所、
ホームを支えるコンクリート柱の破損が約20カ所あるとの
ことで、被害が大きすぎて全容がまだ把めていないとか。













(写真元:朝日新聞社)

2011年2月の開通記念CM撮影
時、カメラをのせた
新幹線は鹿児島中央駅から北上

一番のパノラマ席にいた徳丸晋作運転士は、走行中、
警笛を何度も鳴らした


「博多駅まで人が途切れなかった。予想外の光景に
うるうる来た。本来あんなに鳴らさないんですけど、手を
振って頂いてありがとうございますという気持ちでした。」
朝日新聞「沿線のみんなで祝った開通 川内駅」) 

今月14日以降、震度7や6強を観測する地震が相次いだ
熊本県などでは、その後も活発な地震活動が続いています。
現在、熊本県と大分県の避難者は、合わせて9万5400人
余り。

"ツイッター上では「久しぶりに見返した」「こういう時
だから、この動画を見て元気を出していきたい」など
の声が相次いでいます。

熊本地震によって今も運休が続く九州新幹線。
東日本大震災直後は、東北の被災者からも絶賛
された名作CMが、再び注目されています。"
withnews

「5年前の九州新幹線のCMには随分励まされた」
「また笑顔が見たい九州新幹線のCM」
「鉄道好きの息子を励まそうと見せた動画に私が涙」
「3・11でしぼんだ日本に元気をくれた」

余震が一刻も早く納まり、震災に見舞われた熊本県民
や九州全域の方々が、元の暮らしを取り戻せるよう
祈ります。そして九州新幹線の勇姿を期待します。