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”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”

『生きてるってだけで嬉しいねん』

2016.04.23 14:29

「常に希望がある事で生きていける!」

 

本日の「神渡良平人間学」で、大谷貴子さん
語られた壮絶なその半生。

 














25歳の時、慢性骨髄性白血病
と診断され、
絶望の淵に何度も追い詰められ、ネットのない時代
骨髄バンクの設立へと奔走。
 
応援してくれる方たちと出逢い、とにかく生きたい
必死になって動き続けます。

  

しかし様々な壁が立ちふさがり、その度に希望の場所
から絶望の淵へと追いやられる日々


そんな貴子さんの背中を強く押したお姉さんの言葉

「貴子には間に合わへんかもしれんけど、他の患者さん
のためになるんやったら、あんたが生きてた価値もある
やん」

  
お母さんのHLA(ヒト白血球抗原)と一致すること
がわかった貴子さんは移植手術に望み、生還。

再び骨髄バンク設立の活動に入り、遂に89年東海
骨髄バンクが設立
されます。
そして90年、バンクを通した初の移植(非血縁者間)
の1例目が成功

  

2015年末現在、日本骨髄バンクの登録者は
約46万人。累計の移植数は1万9千例

骨髄バンクは、白血病患者やその家族に希望を与え、
移植治療を支える根幹
の存在になっています。


しかし、米国でのドナー登録は783万人もいます。
バンクが世の中からまだ十分に理解されていない状況
に対して、何とかさらに広めていきたいという貴子さん。
 
週4日は講演という貴子さん。
日夜東奔西走し、患者さんや元患者さんからSOS
があると、「誰かが手を指し伸ばさなくちゃ」と、すぐに
対応。相手の状況を思いやりながら、できる限りのこと
をドンドンやるよう動いています。


先日の熊本地震の際もそう。 


「私は奇跡的に生き延びたけど、患者はみんな
生きたいねん。
孤立をしないことで、免疫力が上がる。
常に希望がある事で生きていける。」

考えるより感じることの大切さ。
動くことで世の中が変わる、世の中が良くなる。
貴子さんの様な地湧の菩薩たちがおられることに
大きな勇気を与えられます。