『猛暑を過ごす』
昨日の涼しさから一転、今日は猛暑日。
陽が暮れてからの投票所は、これまでで一番多くの投票者の数を
見ました。なのに千葉県の投票率は全国ワースト2。大変残念。
さて日本は、世界の中でも厳しい夏と冬が「両方」
あるという、かなり難しい気候。今夏は予報通り、
7月以降35度以上の猛暑日を全国各地で記録中。
熱中症は、暑さで体内の様々な調整機能が失われる
ことによって出る障害の総称。
初期段階では、だるい、めまい、手足がしびれると
いった症状。さらに進むと、頭痛や吐き気がひとぐなります。
重症になると体がけいれんを起こし、意識を失う場合も。
東京都監察医務院の統計では、熱中症で亡くなった
人の大半は室内にいたケースで、そのうち9割近くは
冷房を使っていなかったそう。
特に注意が必要なのは、鉄筋コンクリートのマンション。
コンクリートは一度温まると冷めにくい特徴があるから。
伊香賀俊治氏(慶応大教授)によると、2011年
夏に行った調査で、外気の最高気温が36.4度に達
した日、鉄筋コンクリートの集合住宅の室温は31.9
度まで上がり、一晩中31度前後が続いたといいます。
ビルやアスファルト舗装が多い都市部では、「ヒート
アイランド現象」で夜も気温が下がらない日も。
前真之氏(東京大学准教授)によれば、
”冬はパリと大差ないほど冷え込み、しかも乾球・
湿球の差が大きめで乾燥ぎみでカラカラ。
夏は乾球温度が高いだけでなく、湿球温度は
23℃以上と湿潤。一言でいえば「蒸し暑い」。
放射・対流などの乾性放熱を増やすためには
「乾球温度を下げる」こと、発汗による湿式放熱を
増やすためには「湿度を下げる」こと。
少なくともどちらかができなければ、放熱手段は
八方ふさがり。もはや、打つ手がないというのが
人体の本音である。
正直なところ、温度と湿度をキチンと下げることが
できる経済的な機器は、悪名高いエアコンを
おいて他にない。”
部屋の温度、湿度をこまめに測ってエアコンなどを
上手に使うことは熱中症予防に大事。温度は
28度以下、湿度は70%以下が目安。
また喉が乾いたと感じなくても定期的に水分補給。
寝ている間にも汗をかいて水分失われるので、
寝る前に1杯の水を飲むのも効果的。
本日、我が家では息子の部屋にウィンドエアコン
(国産品)を設置しました。工事不要、自分で
取付可能とのことで、説明書を見つつ息子と協力
し無事完了。今晩から快適なことでしょう。
家庭用エアコンの販売は前年同期の約2倍で、
各メーカーは休日返上で稼働とのこと。暑さなり
の好景気につながることを願ってます。