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Rare minerals Research, Kyoto

Claraite クララ石

2023.11.05 15:00

Claraite クララ石 Clar 

(Cu,Zn)15(CO3)4(AsO4)2(SO4)(OH)14·7H2O;三斜晶系 

IMAステータス:"Redefined" (IMAが設立された1958年以降に再定義された有効な種) 

鉱物名:産地 (クララ鉱山) にちなむ. 

模式地:ドイツ,バーデン=ヴュルテンベルク州,フライブルク,オーバーヴォルファッハ,クララ鉱山 

模式標本:ドイツ・シュトゥットガルト大学;米国・国立自然史博物館 (148464) 

原記載:K. Walenta (ドイツ・シュトゥットガルト大学),P.J. ダン (米国・国立自然史博物館) 


 原記載で提案された理想式は (Cu,Zn)3(CO3)(OH)4·4H2Oであったが,Biagioni & Orlandi (2017) によって (Cu,Zn)15(CO3)4(AsO4)2(SO4)(OH)14·7H2Oに修正された.


栃木県日光市 足尾鉱山 (Ashio mine, Nikko, Tochigi Prefecture).FOV ~3.6 mm.

 水亜鉛銅鉱に似ているが,それよりも濃い色調のようである.


文献

  1. Biagioni, C. & Orlandi, P. (2017) Claraite, (Cu,Zn)15(AsO4)2(CO3)4(SO4)(OH)14·7H2O: redefinition and crystal structure. European Journal of Mineralogy, 29, 1031-1044.