マジカルパウダー(ラグナシア )
ラグーナテンボス ラグナシア
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泉陽興業製の斬新なダークライド。期待していてそれに応えてくれたファイアフィアNEXTに対して、全く期待していなかったんだけど、期待を上回る完成度に驚いたのが、このアトラクション。どちらも、泉陽興業製のアトラクションとして、日本国内の屋内型アトラクションとして、最高傑作だということは間違いないだろう。
上の写真にある巨大な赤い円柱。これがなんと乗り物なのだ。この円柱が大きく円を描くように動いていき、ラグナシアのキャラクターであるガトーとその仲間がマジカルパウダーと呼ばれる(なんだか危険なネーミングだが)魔法の粉を探して冒険に出るというストーリーが展開していく。最初は、ライドが内側を向き、コースを1周する。まずはコースの中心にあるシーンを展開。その後、2周目に入ると、ライドが外側を向き、コースの外側にある場面を展開。同じコースを2周回るという省スペースの中に2倍の場面を盛り込んでいるのだ。しかも、それらの展開が非常にスムーズだし、カーテンでしっかりと区切られているので、乗っている間はそういう構造になっていることも気づかないぐらい。実にクレバーなシステムで、このアトラクション以外に、導入されていないのが不思議なぐらいだ。予算の問題が一番なのだろうが。
各場面のクオリティもかなり高い。キャラクターや造形のデザインが少し気持ち悪いので、子供の頃に乗ったら、トラウマになりそうだが、ミュージカル調で展開するだけでなく(洗脳的な曲が頭に残る)、それぞれにアニマトロニクスや映像が上手く活用されていて見事だ。キューラインもかなり長く、細かい造形がなされており、マジカルパウダーは、ディズニーやUSJを除いた国内の屋内型ライドとしては最高レベル、他に類を見ないレベルだと断言できる。
A
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入り口は控えめなのだが
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最初の部屋から頑張っている
しかし、この程度で驚いていてはいけない
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圧巻のキューライン
アニマトロニクスまで動いている
外国人観光客が乗ったら、色々勘違いしそうな魔法の粉
巨大なターンテーブルでライドが回っているのは圧巻