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南陽治療院

万病

2023.11.05 01:22

東洋医学に入門したのが18才


それ以降、教員資格の為の学科に在籍し、現代医療的鍼灸治療に努め、

結局古典思考の鍼灸治療の思考が未だ出来ておらず、

どこかでエビデンスを追い求めている。


再現性のある治療行為とは何ぞやを考えた所で、それは西洋医学でも難しい質問だ。


以前、フェローにお声を掛けていただき、鍼灸を保険の枠組みで運用するべく


相談された経緯があるが、私は鍼灸徒手療法には無限の可能性があり、

保険診療に完全に組み込まれてしまうと、可能性のある前途が断たれると思いお断りした。


儲け主義をリードする立場だったなら今では大儲けしたであろう。


しかし、貧乏でも万病施術への可能性を捨てきれず、現在でも邁進しているが、

最近では護りに徹する謙虚というか怖さというかを知り、

無謀なことはやらない施術へと頑なだ。


しかし、たまに韓国ドラマでもあるホ・ジュンやチャングムなどを目にすると、

ついぞやる気が出てしまう。

あの当時は、モノ不足な時代に於ける試行錯誤の結果としての医療であり、

今は医薬品に恵まれ、手術も行われて、鍼灸マッサージの意義は見出しにくい。


しかしながら、現代医学が進んだ今でも万病はあり、誤診があり、

医師の見立てや検査機器の制限によって治せない病気も数多くある。


堀ちえみさんの舌癌は有名なことだが、元々は慢性関節リウマチに悩み、

免疫抑制剤を飲んでいたそうだが免疫が抑制されると癌が発現しやすくなる。


つまり癌は免疫抑制剤による副作用により作られたのだ。

しかし、そもそもなぜリウマチになってしまったのだろうか?


リウマチという自己免疫疾患は免疫が過剰になっている状態でもあり、

何故免疫が暴走したのかは安保徹先生の考え方にもよるが、

自律神経の傾きから起こるものだあると考えられ、

それはアシドーシスやアルカローシスという状態を放置したからに他ならない。


この状態の時に鍼灸治療で改善さえしておけば、

リウマチにも癌にもならなくて済んだはずだ。


また、以前、逸見政孝アナウンサーが胃癌であったが、

最初の医師は腹を開いてみたがリンパに転移していて施しようが無いからと言って、

腹を閉じたそうである。

しかし逸見さんは不信感から別の病院で検査を受け、前医師の治療を非難し、

全て取り切らなければならないと伝え手術に踏み切ったが、

手術後の標準治療に耐えられず死んだ。


結局医療モルモットになってしまったのだった。

前者の医師は、内臓を残して置いた方が、また手術で体力を削がない方が

長生きできると天秤にかけての選択だった。


このようにやれば良いと云うものではなく、患者が長生きできること模索するのが

本来の医療行為の元点であるにもかかわらず、

今は儲けの為の投薬と手術が多い事に驚きを隠せない。


どちらが快適に長生きできるのか?


結局、東洋医学を超える治療はあり得るのだろうか?と考えてしまう。


精神疾患投薬は、神経伝達物質のブロック薬によって、生活が成り立っている。

痛みに関しても同様だが、より達が悪い。


痛みは本来、身体を防衛する為の反応であり、理由が存在する。

高齢者の骨粗鬆症が原性の変形症ならば、致し方ないが、若い人ではそうではない。


故に、安易に鎮痛剤の選択ではなく、理由を求め改善する努力が必要だと思う。


多くは重心の傾きによって異常緊張が発生し、筋肉や神経がそれを感受するのだ。

故に、労働姿勢を変化させるか、その都度改善を果す他に方法は無いだろう。


その他に、アレルギーや精神的過剰緊張症などから発生する場合もあるだろうから、

その場合にはカウンセリングを含めて施術を行って行くことも必要な手法かもしれない。


顎関節症や耳鳴りなども頭位により、内耳のリンパ循環異常などから感じる事もあり、

薬物治療では効果が見られにくいが、

マッサージなどで改善する場合には、そうであったと証明される場合がある。

心臓の鼓動が気になる方は、左頚椎の胸鎖乳突筋に関連する神経がこれを感じ取るから

心電図に異常が無い場合には是非とも胸鎖乳突筋の弛緩を試みていただきたい。


世の中には万病が溢れている。


まずは病院での精密検査を行ってみて、理由がはっきりしない場合には

鍼灸治療を行ってみるのも良いのかもしれない。


という事で最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。