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ラーサ・ダンス前の出会い(13):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第371話

2018.09.23 02:32

「巻き毛の髪に囲まれた御顔、

頬をゆれる美しいイヤリング、

甘露に満ちた唇、

微笑みの眼差しを見ると、

そして恐れを取り去る堂々たる腕、

幸運の女神の唯一の喜びの源である胸を見ると、

私たちは、

あなたに仕える女にならなければ、

と思うのです。


愛しのクリシュナよ、

あなたの心を揺さぶる甘い竹笛の音色を聞いて、

それでも心が乱されない女性がどこにいるというの? 


あなたの美しさは三界を吉兆にする。


実際に、牛も鳥も、木々も、鹿も皆、

あなたの美しい姿を見るとうっとりし、

鳥肌が立つような恍惚的情感が現れるの。


あなたがこの世界に生まれたのは

ヴラジャの人々の恐れと苦しみを取り除くためなのは確かよ。


これは、

根源の至上主が神々を保護するために現れるのと同じ。


だから、苦しむものの友よ、

あなたの蓮華のような手を

この仕え人の頭と焼けるような胸に置いて」。



…つづく(10巻29章39-41節)