フィンランドの言語学校が終わったら何をする?
こちらの記事で書いていた移民向けの言語学校が終わりました。
今日は、私のフィンランド語の上達具合やその後何をしているのかを書いていきます。
私のフィンランド語の言語学校は10カ月コースでした。
2017年9月~2018年7月まででした。
なので、2カ月前に終わりました。
◆フィンランド語はどれだけ上達したのか
言語学校に入る前は、「こんにちは」と「ありがとう」ぐらいしか知りませんでした。
言語学校の最後に、言語テストを受けて、
無事にB.1レベルで終わることができました。
この言語コースは、B.1のレベルに達することを目的とされていたので、とりあえず目標レベルには達しました。
フィンランド語のレベルは、1から6段階で表されます。
①A1.初級下 ②A2 初級上
③B1. 中級下 ④B2 中級上
⑤C1. 上級下 ⑥C2 中級上
英語ですが、各レベルの目安はここで確認できます。
私の言語力は③(中の下)です。これは自分のよく知っている話題だったら理解できるレベルです。普段の買い物やレストラン、不動産の内見とかそういう日常生活でよく使う会話はけっこう理解できるようになりました(^^)
ちなみに言語テストは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つに分かれています。
スピーキングは、担任の先生ではなく、他のクラスの先生がテストをしてくれました。
先生1人に対して、生徒2人でスピーキングのテストをしました。
「休みの日に何をする?」「去年の夏の思い出は?」
というお題について生徒2人で話しているのを評価されました。
◆言語学校に行った感想
・すごくおすすめ
・カリキュラムがしっかりしている
・知り合いが増える
言語学校は、平日の9時から14時と時間もちょうどよかったのと、
学校が家から歩いて行ける場所だったので、私としてはすごく通いやすかったです。
また、フィンランド語の先生はもちろん日本語を話すことができません。
なので、フィンランド語をフィンランド語で勉強しました。
英語は日本語で勉強したので、外国語をその言語で学ぶのって初めてだしどうかなと思いましたが、すごく明るくて良い先生だったおかげで、スムーズに勉強できました。
私の夫はフィンランド人ではないので、家でフィンランド語を使うことはありませんが、
毎日学校で勉強しているだけでも、簡単な日常会話ができるようになったので、
言語学校のカリキュラムの内容もすごくよかったと思います。
また、インターンシップの経験は、独学でフィンランド語を勉強していたら、絶対にできなかったので、
そういう貴重な経験ができたのも言語学校に行って良かったと思ったポイントです。
それと、学校の先生やクラスメイトと仲良くなれます。知り合いが増えるというのも海外生活では大事なことなので、その点でもおススメです。
このブログでも書きましたが、言語学校は無料だし、逆にお金がもらえるので、
フィンランドに移住していて、就職や大学進学を考えているのであれば、絶対に行くべきです。
◆言語学校が終わったら何をするのか
言語学校が終わる前に、一人ずつ先生と面談をして、言語学校が終わった後のプランを相談しました。私は、フィンランドの教育に興味があるので、大学で教育について勉強したいという希望を伝えました。
大学に進学するには、B.2レベルは必要なので、もう少しフィンランド語を勉強してから、大学受験をすると先生と予定を立てました。
10月にフィンランド語の言語テスト 通称 YKIテスト があります。
今はそれに向けてフィンランド語を勉強しています。
この言語学校はB1レベルまでの初級者向けの学校だったのですが、中級者向けのこういう学校というのは私の町にはないと言われました。(ヘルシンキとかにはあるのかな?)
だから、この言語学校を卒業して、もうちょっとフィンランド語を勉強したい人は、独学で勉強しないといけないと言われていました。
でも先日、先生から連絡が来て、中級者向けのフィンランド語のオンラインコースと、週2の1カ月コースがあると教えてもらいました。(学校が終わってからも個人的に連絡をくれる先生めちゃ優しい)
今はそこに行こうかなと考えています(^^)
あと勉強と並行して、9月から日本語教師とダンス講師の仕事を始めました。
そのことについては、次の記事で詳しく書きますね。
他のクラスメイトは何をしているのか聞いてみたところ、
・職業訓練学校 (ammattikoulu)
フィンランドでは、職業訓練学校(ammattikoulu) があります。フィンランド人でも高校を卒業して、職業訓練学校に行って、就職する人が50%くらいいるようです。
フィンランドは、求人募集の際は即戦力だけです。日本の新規採用のような会社に入ってから研修をするということはありません。
なので、この職業訓練学校で訓練をします。移民向けの職業訓練学校があり、その職業で必要な専門用語のフィンランド語を学びながら職業訓練を受けるそうです。この仕組みも移民や難民の人にとって優しい仕組みですよね。
自動車整備、エンジニア、会計で就職するために訓練学校に行っている友達がいます。
・大学進学
ハンガリー人の彼は6月に大学受験をして合格し、今はオンラインで大学を受講しています。
これは受験もオンラインの授業も英語です。
・就職
バスの運転手になった友達がいます。彼は、言語学校が終わる前に就職が決まり、言語学校を途中で辞めて就職しました。アフガニスタン出身の難民の方でした。その時は、お互いにフィンランド語のレベルが低くどういう風に就職が決まったとか詳しく聞けずちょっと残念です。
あとホテルの清掃の仕事を始めた友達を1人知っています。
彼は、フィンランド人の奥さんがいるので、フィンランド語の勉強を続けていて、
私と同じくYKIテストを受けると言っていました。
フィンランド人は英語が基本的にみんな上手なので、私は、そこまでフィンランド語が必要な場面はありませんが、それでももし将来フィンランドに長く住むことになった場合、フィンランド語の知識があれば、職業の選択肢も増えるし、大学で勉強するということもできます。
・・・とは頭ではわかっているのですが、言語学校が終わってから、フィンランド語の勉強のモチベーションを保つのが難しいのが実際のとことです
夏休みの宿題のように後回し~後回し~にしてしまって情けない(ノ_-。)
というわけで、今日は自分のお尻をたたくためにも、このブログを書きました!
言語の勉強はコツコツ地道ですが、フィンランド人が話している内容が理解できた時や、
会話ができた時は嬉しいので、これからもがんばっていきたいと思います(^o^)
ー関連ブログー
◆フィンランド語学力テスト(YKI テスト)受けました!(10.8更新)