「君の将来の夢だらけ」

「成長した＝元気になった、完治したわけではない」

息子は確かに手術を受けて元気になりました

でも、病気は完治していません

よく小学校時代に父兄の方から言われたのですが

「大きくなって、病気もすっかり良くなったみたいで良かったわね」

悪意は全くありません

学校にコンスタントに通い、大きく成長すれば、誰だって病気は治り元気になったと思います。

しかし、息子の心臓にあいた孔は一つも塞がってはいないし

弁は弱くなって来ている

肝臓も決っして良い状態ではないし

手も使えるようになったけれど、

握力は弱いまま

無論、ホルト・オーラム症候群は治らない

思春期と重なり、不安障害やらうつは悪化

現在は学校の登校は週に2〜3日程度

通院は減らないし、親の負担は増えています

ペースメーカーを埋め込みしていれば、

電池の寿命がくれば交換の手術がある

終わりなき病気との付き合いです。

「僕が体験した事を生かせる仕事に就きたいな」

息子は先日ボソッと言いました。

おお！もう沢山ありますよ！あなたが経験した事を生かせる仕事は！

そう、可能性は無限にあるのです

今は暗闇の中でもがいている息子

しかし、トンネルの出口はもう少し

苦しみ耐え抜いた君なら、大丈夫。

必ず、自分の経験を生かせる仕事に就けますよ

2018年9月23日(日)