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エラリー クイーンとアガサ クリスティ

2018.09.24 05:40

エラリー  クイーンとアガサクリスティ。

言わずと知れた推理小説作家の大家である。

高校生の頃に大半を、一部は大学時代に読み漁った。

もちろん推理小説として面白かったのだが、

エラリー クイーンのニューヨークを中心としたアメリカ文化とクリスティのイギリス文化を垣間見る要素が楽しかった。

エラリー クイーンの方が推理小説としては論理的で、読者への挑戦が区切られる段階でフェアな作品だったと思う。その裏で、マザーグースやシェイクスピアや歴史教養が散りばめられ、リチャード クイーン警視との暖かい親子関係や熱狂的なニューヨークヤンキースファンであることなどの日常が奥行きを深めている。

ドルリー レーンが主人公のYの悲劇で有名なシリーズの方が評価は高いのかもしれないが(江戸川乱歩や横溝正史が絶賛している)、私は災厄の町に始まるライツビルシリーズが好きだった。以下人気ランキングは参考迄。

ただ、この架空の方のエラリー。黒髪に灰色の瞳に183センチの身長で縁なし眼鏡をかけてという描写はあるが、中々具体的な人物画像が浮かびにくい。

あとは個人の趣味で勝手に変換するしかない。柔道の心得があるから、長身のスリムなマッチョ。ハーバード大学のLaw School 出身だけど、映画の脚本も手掛けたりしてるから、知性と茶目っ気の混ざったハンサム。

ステッキを愛用したり英国製のスーツを御用達にしているのでお洒落であるのは間違いない。そして、初期の大学卒業したばかりの説明がある話を除けば、年齢不詳というのもキャラ設定に入ると思う。

めくるめくロマンスやドラマの主人公にはまらないかも知れないが、地味などでは決してない。そして、この時代のアメリカの良識のあるゆったりとした空気が感じられるのが好きである。


アガサ クリスティは確かに、映画やドラマに向いた作品であると思う。

もちろん推理小説としての醍醐味もあるのだけど、時々読者にフェアな論理的推理という範疇ではインチキ臭いと思う部分が残る。

ただし、恋愛小説とか舞台設定とかヒューマンドラマとしての会話の面白さ、生き生きとした登場人物という視点で見ると絶品である。

オリエント急行殺人事件、ナイルに死す、バートラムホテルにてなどは映像となってその舞台設定のゴージャスさにうっとりとする。

クリスティに関してはランキングは絞れないので、アマゾンの評価で判断してほしい。

有名過ぎる、そして誰もいなくなった のように、本家本元こちらもマザーグースの題材に溢れている。更にイギリスの階層社会や植民地との関係、中産階級や貴族の生活意識が反映されているのが味わい深い。

個人的にはミス マープルシリーズが好きだが、なぜエバンズに頼まなかったかとか、トミーとタペンスシリーズも好きである。

食べ物とかファッションとか、描写が細かく楽しい。

推理小説としての楽しみはあくまで本作品で味わうとして、イギリス文化の楽しみは、是非映像化された作品で堪能すると良いと思う。