そういうことって ある気がする。

ここ数日、お客さまから温かい言葉をかけて頂きます。

もちろん皆さんいつも優しくしてくださるのですが

なんだか心に残るホッコリした温かい言葉なんです。

認知症が進んで あまりお話しにならない方が帰り際に

「先生、身体 無理しないでね。」

別の方からは

「真面目にやっていたら神さまがきっと見ているわ。大丈夫 先生は守られてる。」

子供の頃のお話をしてくださった方が

「私は末っ子で放ったらかされてたけど

今になると思うの とても可愛がられてたって。

あの頃はわからなかったけど、今わかることってあるわね。」

そして今日 最後のお客さまから

「先生、車の運転気をつけてね くれぐれも気をつけて帰ってね。」

（世代的に美容師を「先生」と呼ぶ習慣が残る方々で、今回はたまたま先生と呼ばれましたが、大先輩に先生と呼ばれるのは実に恐縮です。）

嬉しいな〜

私にはもう両親はいないので

お客さまの おじいちゃん おばあちゃんに

孝行するつもりで仕事していますが

まるでお母さんに言われてるみたいだなー

なんて帰り道 思いながら…

ふと…

気づいた

いえ、やっと…気づいた

お彼岸だった！

二人の好きなもの作って

月を見ながら

ビールでも一緒に飲みますか

あの頃みたいに。