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自分は簿記に向いている?向いていない? 適性を見極めるために日商簿記3級を受けてみる

2018.09.25 04:31

経理(会計)部門への就職で評価するのは 日商簿記2級以上と言われています。簿記3級と簿記2級では、難易度に違いがあるのはもちろんですが、想定されているビジネスの種類が、簿記3級は「商店(個人商店)」、簿記2級は「法人(会社)」であるという違いもあります。 


しかし簿記2級合格までには かなりの学習時間を要します。簿記学習に特殊な才能が必要なわけではありませんが、人によって多少の向き不向きはあります。ハードルの高い簿記2級の受験対策に、本格的に取り組む前に、その「向き・不向き」を知ることはできないでしょうか? 


数学が不得意、苦手だからといって簿記に不向きとは限らない 

よく「自分は数学が得意ではなかったから簿記には向いていないだろう」と言う人がいますが、多くの場合それは誤解です。簿記は数字を扱う技能ではありますが、中学や高校の数学とは関係がありません。少なくとも簿記3級・簿記2級の範囲では、数学のセンスを要求されるような問題は出題されません。論理的な思考は要求されますが、決して「理数系」のスキルとも言えません。理解の上に理解を積み重ねてゆく根気があれば、文系の人でも能力を伸ばす余地が十分にある分野です。 


簿記への向き不向きは勉強してみなければ分からない 

残念ながら、簿記に向いているか向いていないかを、簿記の勉強に手をつけることなく知ることは出来ません。だから、実際に簿記の入門・初歩レベルの勉強をしてみることを強くおすすめします。簿記の知識は 仮に経理・会計部門に就職しなくても、企業社会で武器になる有用な知識です。エントリーレベルだけでも勉強しておいて損はないのです。 


とりあえず3級を受けてみる:簿記への適性検査としての日商簿記3級 

簿記3級は、独学で半年ほど勉強すれば合格を射程におさめることのできる試験です。書店で市販の教材を手に入れることも容易で、初心者向けに丁寧に書かれた優れた教材が充実しています。合格すれば 履歴書に書ける資格でもあります。経理・会計分野への就職で有利かどうかという点でいえば簿記2級には遠く及びませんが、その簿記2級へステップアップする足がかりとして、簿記3級をまず受験するという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。