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最低限の飼育方法(1)~ファンシーラット

2018.09.25 23:21


【用意するもの/MUST】

1)ケージ(風通しが良く、脱走できないもの)

 ※1匹のみの飼育で(最低でも)W450×D300×H250くらいの大きさは欲しい。

  最小クラスの一例:三晃商会のルーミィ・ベーシック(=下に写真掲載)など。

  これだとやっぱり狭いので、(安全確保の上で)定期的に“部屋んぽ(部屋散歩)”させてあげたいところ。

 ※柵のピッチ(隙間の広さ)は広くても20mm程度まで。

  これよりも広いピッチだとラットさんが柵の隙間からスルリと脱走してしまいます。

  一例として、シャトルマルチ60(=下に写真掲載)のピッチが20mm程度。

  ただ、この20mmのピッチでも小さめのラットさん(子供ラットや小さめのメスなど)は隙間から出てきてしまうことがあります。

2)床材(ペット用に販売されている使い捨ての木くず床材など)

3)ボトル式のペット用水飲器

  ※金属の飲み口になってるものが壊されにくい。

  ※プラスチックの飲み口のものは噛み壊されてしまうことあり。

▲写真のケージはSANKOシャトルマルチ60。コスパよし。通気性よし。給水ボトルも専用じゃなきゃダメ!とか言わない。お手入れらくらく。難点は、ラットさんが床材を蹴飛ばしてケージ外に少々撒き散らかしてしまうところですが、それもご愛敬(^ ^;


▲写真の給水ボトルは、マルカン小動物用給水器エコボトル。ペットボトルを差し込めるタイプのものなので、給水ボトルが汚れたら新しいペットボトルに取り替えることができること、またラットさんの大きさにあわせてペットボトルを取り変えることもできるので、愛用しています。


▲ハウスは部屋が狭くなるので入れていません。寝るときは、ごめん寝*したり、仰向けに寝たり、横にごろんとなったり、好きなように寝ています。

*ごめん寝:ラットさんが、頭を股の間に入れて「ごめん!」のポーズを取ながら寝ること。割と頻繁に見ることができます。


▲ケージ内のラットさんは【性別】オス(生後1年2か月程度)/【瞳】ブラックアイ/【耳】ややダンボ/【毛皮】ノーマル/【毛色】グレー/【模様】ハスキー。カメラを向けると寄ってきます(^ ^)





【用意するもの/BETTER】

4)木製巣箱(ハウス)

5)掃除器具(糞を取り除くピンセットや赤ちゃん用のウェットティッシュなど)

6)ペット用のかじり木

7)餌皿(陶器製のひっくり返しにくいのが使いやすい)


▲写真のケージは、SANKOルーミィ(ベーシック)C14。大きさ的には「W470×D320×H275(外寸)」となっており、ファンシーラット飼育(1匹での飼育)における最小クラスのケージの一例になると思います(大きさの比較のため、隣にティッシュBOXを置いてみました)。

床材が外へ飛び散りにくい点、ラットさんの色々な姿を見ることができる点(全て透明なので、運がいいとあられもない寝姿やラットさん同士のじゃれあいを色々な角度から見ることができます)が気に入っています。

ただ、(1)SANKOシャトルマルチシリーズよりも少々割高なのと、(2)給水ボトル(水飲器)が専用のものでないと設置しにくいところが難点かと思います。


▲給水ボトルは、SANKOルック・ルックボトル。ケージ付属品。


▲餌皿は100均のもの。これはプラスチック製ですが、本来は陶器製のほうが、ラットさんにひっくり返されにくくて望ましい。


▲写真の手前の細長い棒は、「マルカン 果実って小枝マンゴー」。10本入りで売ってます。いわゆるかじり木と言われるもので、ラットさんたちのおもちゃ?です。


▲写真のラットさんは(少々見にくいですが)、【性別】メス/【瞳】ルビーアイ(若干オッドアイ?)/【耳】ノーマル/【毛皮】ノーマル/【毛色】ベージュ/【模様】フーデッドもしくはキャップド。子育て中のお母さんです。ハウス内に子どもたちがいます。



【日々の世話】

1)十分な飲み水(水道水/毎日、新鮮なものに!)

  ※筆者はカルキ抜きはしていません。カルキを抜いてしまうと、逆に水が悪くなりやすい(雑菌が繁殖しやすい)ためです。

  ※ファンシーラットはとにかく水を沢山飲みます(生物として、水を沢山必要とします)。新鮮で十分な水の準備は、もっとも重要な要素です!(砂漠に棲む系のネズミなどは餌から摂取できるわずかな水分でも~みたいなことがある場合もありますが、ファンシーラットはそうではありませんので沢山の飲み水が必要です!)

2)餌(1日2回程度。ハムスターフードやキャットフードなど。草食性寄りのネズミではなく、肉食系寄りなのでタンパク質を多めにするとよい。)

3)週に1~2回程度、床材を全部交換する。

4)人間の食べ物は危険。ファンシーラットには食べさせてはいけないもの(例:チョコレートやネギなど)もあるし、塩分や糖分で健康を害しかねないので、(少なくとも飼い主自身で加減や判断等ができるようになるまでは)与えない。


◇◆◇福岡市ファンシーラット愛好会 FCFRC https://fcfrc.localinfo.jp/ ◇◆◇