日商簿記検定におすすめの電卓(Canon, CASIO 計4機種)
簿記の学習には電卓が必要です。試験日にも自分の電卓を試験会場に持ち込んで受験に臨みます。早いうちに使いやすい電卓を用意し、その電卓で練習を重ねて、使い慣れておきたいものです。
スマートフォンは試験では使用禁止
試験中、スマートフォンは机の上に出すことが禁じられます。スマホを試験中に取り出しているだけで失格とされることもあります。したがってスマホの電卓機能を使うことは出来ませんので、簿記検定試験を受験する人は早い時点で、電卓を使った勉強に切り替えるべきです。
簿記用電卓選びのポイント
パームサイズ(手のひらサイズ)の電卓を選ぶ
ポケットサイズのような小さな電卓ではスピードが上がりません。手指を広げてホールドするサイズのしっかりした電卓を買いましょう。
カートサイズの薄型の電卓は 簿記には向いていません。クリック感にとぼしく、スピードが上がらず、打ち間違え→計算ミスを誘発しますので、簿記受験にはおすすめできません。
試験直前にはメーカーを変えない
数字キーの配列はどのメーカーも同じですが、「+」や「=」など 頻繁につかう演算キーの配置が、メーカーによって微妙に異なることがあります。試験直前になって、別のメーカーの電卓に買い換えると操作に迷いが生じます。試験直前にどうしても新しい電卓に買い換えが必要になったときは、極力同じメーカーのものを買うことをお勧めします。
桁数は 12桁がおすすめ
12桁表示がお勧めです。上述のパームサイズで実用的な電卓の大半は12桁です。ポケットサイズ、カードサイズの10桁のものはおすすめしません。また14桁のものはその分値段が高く、そこまでは簿記学習に関するかぎり必要ありません。
簿記用おすすめ電卓 4機種
Canon HS-1220TUG
※写真は 旧機種 Canon HS-1210TU です
Canon HS-1220TUG おすすめのポイント
- 非常に大きくて読みやすい液晶表示
軽快で心地よい独特のキークリック感は慣れるととても使いやすい
CASIO DV-220W
CASIO DV-220W おすすめのポイント
液晶が2つある、異色のツイン液晶電卓、合計合算など慣れると便利
キー配置にゆとりがあり、押しやすい
CASIO DS-20WK
CASIO DS-20WK のおすすめポイント
高耐久性・静音性 長く使える高級機
キー配列にゆとりがある。柔らかいけれどしっかりしたクリック感のあるキータッチ
静音キー。他の機種よりも操作音が静かです。液晶も見やすい
Canon HS-1200TL
Canon HS-1200TL
やや小型。手の小さな人、携帯用にどうしても小さめの電卓がよい人に
価格が安い(実売 1,000円程度)
この記事で取り上げた他の3機種に比べるとキー間隔も液晶もやや小さいですが、見づらいというほどではありません。
サイズの点では、簿記受験を考えた場合 このHS-1200TLのサイズが最低(最小)サイズ、と考えてください。どの量販店にも置いている定番機種ですから、この機種を見て、これよりも大きい電卓を選ぶようにしてください。これよりも小さいサイズは簿記学習に向きません。
それぞれの機種に 良さがありますが、いずれにしても早めに購入し練習に活用し、試験日までに使い慣れてください。