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「古志」郵便句会(10月)を終えて

2023.11.12 21:00

遅くなりましたが、10月の「古志」郵便句会から特選句をいくつかご紹介します。


オンライン句会に参加できない方々のための句会です。


もらひきし鈴虫ほんに鳴き上手     関君子


皆待つや竹串刺してさつまいも    山下充子


いずれも豊かな気分にさせてくれる句ですね。


心の弾みが伝わってきます。

(Photo by Canva


「古志」10月号のインタビューでも申し上げましたが、


コロナ禍にあって、だれもが不安を抱えながらも、


不自由に耐え、我慢をし、配慮をし、支え合うことで、


社会全体でコロナ禍を乗り越えることができました。


大げさな言い方になりますが、


今、自分がここに生きているのは、あのとき頑張ってくれた、


いつも隣りにいる人たち、そして世界中の誰かさんのおかげだと思っています。


ですので、そんな互いを称え合うような、だれかに感謝をするような、


そんな俳句を作っていくことができたらと思っています。


俳句はもともと、めでたさを詠む文学だと思います。


今回挙げた二句など、まさにそういった、めでたい俳句ではないでしょうか。

(Photo by Canva


「古志」郵便句会は毎月20日投句締め切りです。


締め切り厳守にご協力ください。