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「古志」深川句会(11月)を終えて 2

2023.11.15 21:00

引き続き、「古志」深川句会です。


第2句座、席題(切干、マスク、冬夕焼)です。


特選句から。


目力の太郎に花子マスクして   長野いづみ


かつて典型的な日本人の名前であった「太郎」と「花子」。


この句では、特定の誰かを指しているわけではなく、


広く日本の子どもたちの「目力」を言祝いでいるわけです。


なにかと言われがちな現代っ子ですが、


その目を見れば、子どもらしい力を漲らせているわけです。


コロナ禍にも負けない目力です。

(Photo by Ehsan ahmadnejad


あれほどがこれほどとなる切干よ  園田靖彦


なんにも具体的なことは言っていないのですが、


ちゃんと相手に伝わるという、言葉のマジックが生まれています。


「あれほどがこれほど」、たしかに、これ以上は他に言いようがない、


まさに切干の姿です。


「古志」深川句会は毎月第2水曜日に開催しています。


次回は12月13日(水)13:30〜


会場は江東区森下文化センターです。


年内最後となります。


「古志」の会員の方はどなたでもご参加いただけます。


会員以外の方は体験参加も可能です。


初心者の方も歓迎いたします。


ぜひお越しください。


詳細は「古志」公式サイトまでお問い合わせください。