クロゲンゴロウ
2018.09.27 03:07
Cybister brevis Aube, 1838
ゲンゴロウ科
体長・20-25mm
分布・本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸
環境省レッドカテゴリ・準絶滅危惧
背面は全体的に黒みを帯びた緑だが、角度により多少赤みを帯びているように見えることがある。上翅の末端近くには、小さなオレンジの紋が出る。腹面は通常全体が黒い。
日本のゲンゴロウ類としては比較的大型の部類に入る種。平地から山地にかけての溜池など止水域に生息し、水中で他の水生生物を襲って食う。大型ゲンゴロウ類の中では、出会う頻度が割と高い種ではあるが、一カ所の池での生息密度は、あまり高くない印象を個人的に持っている。
他種の大型ゲンゴロウ類の例に漏れず、水質汚染や溜池の消失、コンクリートによる岸辺の護岸化などで激減している。
※引用文献
後日追加。