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天竜楽市

玉露の美味しい季節がやって来ます

2018.09.27 13:43

 秋になると、玉露のような浅蒸しの高級茶は一段と香味が深まってきます。  深蒸しのお茶は、まろやかで飲みやすいお茶になり、細かく砕けた茶葉が流れ出て水色も鮮やかな緑色になります。 

 然し、蒸しを深くすると…茶葉の細胞膜が壊れやすく「秋落ち」といって新茶シーズンを過ぎると香味が弱まってきます。 

 一方、高級茶に多い「浅蒸し」のお茶は、一夏過ぎると熟成が進み、渋味も角が取れてまろやかになり、甘味、旨味も増してきます。 

 最高級玉露は秋以降に封切りして出荷が始まることも多いですし、秋は「浅蒸し」の高級茶をじっくり楽しむには佳い季節です。

 「くまきりのオーガニック玉露 やまかい」は、手軽に楽しめるコストパフォーマンスに優れた玉露です。80℃の高温でサッと淹れても、60℃以下の低温でジックリ淹れても、水出しや氷出しで時間をかけて抽出しても、それぞれ味わい深くお楽しみいただけます。


 「天竜玉露 さえみどり」は、一層熟成の進んだ2017年産。静岡県茶品評会にて一等一席となった国産最高クラスの玉露です。凝縮された日本茶の奥深い味わいを秋の夜長にご堪能下さいね!

 玉露の畑は、収穫時期になると寒冷紗によって覆われます。以前は稲藁で編んだ「スマキ」を使用したこともありましたが、この畑では、寒冷紗による棚掛けの方が良いものが出来たそうです。
 今年摘んだ玉露は晩秋に封切りされる予定です。