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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 9-⑦

2018.09.27 23:00


「NAOTOさん、遅いね…」




早朝の海風が髪を揺らす。




岸壁で臣と隆二は地べたに座り、直人を待っている。




しきりにiPhoneでLINEをチェックしている隆二をちらっと見て、「冷えるな」と言いながら臣が立ち上がった。



「どのクルーザーかもわかんないんだよな?」




「…わかったらどうすんの?」




「お前寒そうだから、先に乗船しててもいいかなって…」




「くしゅん…」




「ほら、言わんこっちゃない、風邪引くぞ」




臣が羽織っていたパーカーを隆二に向かって投げた。




「…ありがと」




「お?…あの船、RAINBOWって書いてあるぞ!

直人さんの船、あれじゃないのか?」





臣から受け取ったパーカーを袖も通さずに肩から引っ掛け、隆二も立ち上がった。




「…そんなベタな名前つけるかな?直人さんならSEVENとかつけそうじゃない?」




RAINBOWと書かれたクルーザーの近くまで来て臣が振り返った。




「意外とビンゴだったりするかも?」




「どうしてそう言えんの?」




臣の近くまで来て、言ってる意味が理解できた。




クルーザーの中から微かに音が聴こえてくる。




「…俺の、Alter Egoだ」





to be continued…