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よくあるカップルの会話

2018.09.27 18:45

【よくあるカップルの会話】 

♂1人 ♀1人 計2人 

~10分 

 

男 

 

女 

 

※台本の【男】【女】には演者様のお名前を入れてください 

――――――――――――――――― 

 

男「なぁー・・・」 

 

女「んー・・・?」 

 

男「今日どこ行くー?」 

 

女「なにが?」 

 

男「出かける場所だよ」 

 

女「どこか行くの?」 

 

男「どこか行くの・・・って、今日デートでしょ?」 

 

女「え?うち、今日仕事だよ」 

 

男「え?」 

 

女「そのまま夜勤だから、帰るのは明日になるよ」 

 

男「うそ・・・」 

 

女「ほんと」 

 

男「今日俺休み・・・」 

 

女「うん、知ってる。だから、ご飯は食べに行くとか、買ってくるとかしてね」 

 

男「あ、うん。別にそれは大丈夫だけど・・・」 

 

女「前みたいに、勝手に料理して台所ぐちゃぐちゃにしないでよ?後片付け大変だったんだから・・・」 

 

男「あぁ、あの時はごめん・・・。料理番組でやってた『炎上の最終回』ってやつが美味しそうだったから・・・」 

 

女「ほんとにキッチンを炎上させるバカがどこにいんのよ・・・」 

 

男「七不思議だよねぇ・・・。レシピと同じ感じでやったんだけどなぁ・・・」 

 

女「七つもあるの?あー・・・あんたならあるわね・・・」 

 

男「えっ!?納得されちゃうの!?そんなにないよ!?」 

 

女「そんなに、なんでしょ?」 

 

男「えーっと・・・ちょっと待ってね、考える」 

 

女「じゃあうちから。なんでお風呂出た後にすぐ、『あ、お風呂入らなきゃ』って入っていくの?」 

 

男「それはね!湯船につかって30秒数えるの、忘れてたりするからだよっ!」 

 

女「子供かっ!道理ですぐに出てくるわけね・・・」 

 

男「あっ!あったよ!こうやって、着てた服を洗濯機に入れるでしょ?」 

 

女「ちょっと!なんで今脱いでるのよ」 

 

男「え?見せた方がわかりやすいかなって」 

 

女「やめてよ。洗濯物増えるでしょ」 

 

男「あー。じゃあ、これ!この干してあるこの服!これ、昨日着てた服で、洗濯機の中に入れてたんだけど。朝起きたらこうやって洗濯されて干されてるんだよね。どう!?不思議でしょ?」 

 

女「あんたそれ・・・本気で言ってる?」 

 

男「え、い、いや。分かってるよ!最近の洗濯機って凄いんだねぇ、全自動って書いてあるもんね。干すところまでしてくれるんだよねっ!」 

 

女「毎日うちがやってんのよっ!」 

 

男「えぇ!?そうだったの!?」 

 

女「はぁ・・・」 

 

男「ごめんなさい・・・。いつもありがとうね?」 

 

女「別にいいわよ・・・」 

 

男「溜まってたら、ちゃんとやるよ・・・?」 

 

女「溜めるのが好きじゃないから、こまめにしてるの。それに、あんたにやらせたらどうなることか・・・」 

 

男「洗濯ぐらいできるよ!」 

 

女「じゃあ今度うちがいるときにやってもらうから」 

 

男「いいよっ!いつでも言って」 

 

女「はいはい」 

 

男「他にもあるよ!」 

 

女「なにが?」 

 

男「七不思議だよ!ななふしぎ!」 

 

女「あぁ、まだ続いてたんだ」 

 

男「まずは、部屋がいつも綺麗!あと、毎晩8時になったらお風呂が溜まってる!それに、毎日美味しいご飯が!あ、これは【女】ちゃんのおかげか。いつも美味しいご飯をありがとうっ!」 

 

女「だから全部やってんのよ!」 

 

男「えぇ!?」 

 

女「あのねぇ・・・。はぁ・・・もういいわ」 

 

男「ごめんなさい。てっきり家政婦でもいるのかなぁって思って・・・、でも見たことないから凄いなぁ・・・って思ってました・・・」 

 

女「どーせうちは家政婦ですよ・・・」 

 

男「じゃあじゃあ!とっておき!隣の部屋の子がたまに女装してる!」 

 

女「隣の部屋の子?」 

 

男「そうそう。中学生の子」 

 

女「もしかして・・・ミコトちゃん?」 

 

男「たぶん、その子かな?」 

 

女「あんたサイテーね・・・」 

 

男「え?」 

 

女「ミコトちゃんは女の子です」 

 

男「えっ!?そうだったの!?」 

 

女「失礼なことしてないでしょうね?」 

 

男「な、何もないと思うよ・・・?たまに見かけるぐらいだし・・・」 

 

女「ならいいけど・・・」 

 

 

 

男「ねぇ・・・、ほんとに今日仕事なの?」 

 

女「うん」 

 

男「デートは?」 

 

女「行かない」 

 

男「なんで!?」 

 

女「なんでって、そもそもなんであんたとうちがデート行かなきゃいけないのよ?」 

 

男「え?そりゃ、付き合ってるし。一緒にお出掛けして、買い物とか映画見たりとか・・・ほら楽しそうじゃん!」 

 

女「・・・ちょっと待って」 

 

男「ん?なに?」 

 

女「うちら付き合ってるの?」 

 

男「え!?」 

 

女「付き合ってないでしょ?」 

 

男「え・・・、じゃ、じゃあ!なんでここにいるの?」 

 

女「ここ、うちの家」 

 

男「あ、うん。そうだね。じゃあ俺は!?なんでここにいるの?」 

 

女「居候でしょ?なんか気が付いたら住み着いてた」 

 

男「なんか気が付いたらなの!?そんなんで良いの!?」 

 

女「まぁ、別にいいかなぁって。あんたのこと嫌いじゃないし」 

 

男「あ、うん。そっか・・・嫌いではないんだ・・・」 

 

女「嫌いだったら一緒には住めないでしょ」 

 

男「まぁ、それはそうか・・・」 

 

女「でも、ほら。別に付き合ってないでしょ?」 

 

男「うーん・・・。でも、もう俺、ここに住んで1年になるよ?」 

 

女「そうね」 

 

男「一緒に寝・・・たことはないか・・・」 

 

女「うん。寝室は別だし」 

 

男「あれ・・・?じゃあほんとにただの同居人・・・?」 

 

女「そう言ってるでしょ?」 

 

男「でも俺、男だよ!?」 

 

女「知ってるわよ。でも別に何かして来たりしないでしょ?」 

 

男「うぐ・・・」 

 

女「たまにそういう目で見られてるなぁ、とは気付いてるけど。男の子ならしょうがないし、実害もないし、いいかなって」 

 

男「ぐっ・・・」 

 

女「家にお金も入れてくれてるしね。こんな生活もありかなぁって思ってるよ?」 

 

男「・・・そっか」 

 

女「そうだよー」 

 

男「・・・付き合って」 

 

女「え?」 

 

男「俺と付き合って・・・」 

 

女「うちのこと好きなの?」 

 

男「好きじゃなきゃここにいないよ」 

 

女「それもそっか」 

 

男「・・・【女】ちゃんは、俺のこと好きじゃない?」 

 

女「好きだよ」 

 

男「じゃあ俺の彼女になって」 

 

女「いいよ」 

 

男「・・・えっ!?いいの!?」 

 

女「なに?冗談だったの?」 

 

男「ちがうちがう!本気だよ!本気だったけど、・・・その、なんていうか・・・あっけなかったなぁって」 

 

女「うちは【男】くんのこと、好きだよ」 

 

男「俺もっ!【女】ちゃんが好きだよっ!」 

 

女「ありがとう」 

 

男「あ!じゃあ!付き合えた記念に、今からデートに・・・」 

 

女「あ、時間だから仕事行ってくるね」