赤い下敷と公立定期対策。
公立生の英数の定期テスト前の
基礎反復について、中2、中1には
「赤い下敷活用してね。」と
声をかけ続けてます。
英語と数学、何したらいいですか?
とか聞いてくるので、
「え?」と思い、
問題集の使い方を教えました。
(ちなみに、問題集の目次ページの
あたりに書いてあることを
そのまま説明しています。)
なんのために解答冊子が
オレンジで書かれているか?
「赤シートで隠して何度も
解けます。」と書いてあります。
以前にも何度か教えてますが、
新しく通い始めた子たちは、
その当時はまだ本気で
やっておらず、その言葉が
上の空だったのだな、と。
今になって、やや本気になり始めて
何をしたらいいだろうかと
考え始めたのですが、
改めて説明をして、
はじめてその価値が分かったみたいです。
さて、勉強に関してですが、
たとえば西高生の勉強下手な組は、
必ずできないことをなんとかしようと
するための時間を多く取ります。
しかし、それはまんべんなく
理解の景色を曖昧にします。
中学まで能力で乗り切って
実力が足らなかった子に
多い傾向です。
できないことをやるより、
できそうなことをがんがん
反復したほうが基本的には
パフォーマンスが上がります。
100位を50位にするのと、
50位を30位にするのと、
30位を10位にするのと、
10位を1位にする思考の仕方、
勉強の方針は違います。
それは、中学の定期テスト対策にも
やや同様のことが言えます。
できないことに時間を割きすぎることで
テンション下げてる成績中下位層は
多すぎる気がしますね。
できること、がっつり反復したり、
分かりきってること何度も
読み直したりまとめ直したり、
一回は、自分が絶対にできる、
という範囲を可視化できるくらい
やりきることかなと。
努力とかではなく、
淡々とルーティンをこなすように
反復するだけです。
で、大体退屈してくるので、
応用問題、手が出ないくらいのやつは
置いとくにしても、読めば
ギリ分かるくらいの問題から
やり始めて、自分の守備範囲を
広げていく。これが、
中上位に食い込むために
とりあえず必要な発想の仕方です。
そこから先は、そもそも
根本的に発想の方法を変えるために
指導者から働きかけて
視点を変えるための授業を
やってゆきますが、
そもそも、試行回数が少ない
中途半端な理解のまま
満遍なく学ぶ、というやり方では
なかなか塾での指導の価値は
分かりづらくなります。
そのために、小テストをやり、
小テストが完璧であって、
そこから、新しい視点を
育む素地に乗せて、
私の言葉が生きてきます。
基礎反復は、日々のルーティンこそが、
学力の要です。
脳の仕組みの話をしても、
やはり、反復の価値は
立証されています。