さよなら、求人広告。こんにちは、求人ブランディング。
ここ数年、indeedが出てくる前から、求人広告の代理店にいる身なのに、声を大にして言っている事。
「さよなら、求人広告」
求人広告に頼り切るのはやめようぜ、ちゃんと自力で集客しようぜっていう事、やっていこうよっていう思いがずっとありました。
求人広告のいい部分というのは、
・集客を代わりにやってくれる(応募に繋がるかは別問題)
・応募システムがちゃんとあるので、なにかと楽
・上記に関わる事全部やってくれるので、あまり頭を使わずに、金さえ出せばとりあえずなんとかなる。
・代理店的にも、知識があまりない人間でも気合と根性とかで売ることが出来る。(とりあえず、マージンは決まっているので数値目標が出しやすい。メディアによって率が高かったり低かったりする)
っていうかんじなんだ。でも一方で、
・作った求人原稿の著作権がメディア側に行ってしまうので、会社としての情報資産が垂れ流しになる。
・文字数制限など仕様の問題で表現したい事ができない事もある。
・掲載期間に縛られ、思いの外費用がかかる。
・同一仕様なので、うまくやらないと、結局差別化が図れない。
といった事も生じてしまうわけ。
で、今の世の中になって、
・TVCMとかは難しいかもしれないけれど、ネット広告に気軽に予算投下ができるようになった。
・ちょっと頑張れば、カンタンな採用システムくらいは作れるし、お金がぜんぜん無いっていう場合でも、やり方次第でなんとでもなる施策が世の中に多くなった。
というような世界になってきた。そう、さよなら求人広告がいよいよ出来る時代となったわけ。ただ、さよなら求人広告は、何を意味しているのかというと、
さよなら、適当な求人。
こんにちは、採用ブランディングの日々。
これが、全ての企業に課せられる日々の始まりという話です。
求人広告を出しても応募者が来ない?そりゃそうだ。
そこで働くのはなぜか?何をするのか?どうしてするのか?そのメリットとデメリットは?その上で金はどうなんだ条件はどうなんだ?そこまでの情報がなければ人は動かなくなった。比較がカンタンに出来る世の中になってしまったからね。大手・中小・零細、まったく関係ないんだ、そこは。(もっとも、条件面で優位に立てる立てないっていうのはあるけどね)
単に人員の数を拾っていきたいから的な考え方はもう無理。
どんな人を招き入れたいのか、それはなぜか、どうしてその人が必要なのか?そして、一緒につくる未来はどんなものか?そしてそのリスクは?じゃあ一緒に歩む仲間はどんな仲間なんだ?それは、どれだけ魅力のある事なのか?そして、その上でちゃんと生活はしていけるのか?現実的な夢はあるのか?
これらを日々、伝え続けていく必要がある。もっと言えば、採用は人事だけの問題ではなく、会社全体の問題になったと言ってもいい。ただの人材調達ではない、組織の存続をする上で此の上なく重要な事を担うのがリクルーティングになったわけだ、どんな組織でもね。もちろん、気づいていてもう既にやっている所もあるし、会社の存在自体が既に採用PRになっている所だって既にある。でもね、これらをやる事って相当力がかかるし面倒くさい事でもあるんだ。でも、手をつけないわけにはいかないだろうね。
さて、どうしますか?人事や経営に関わる人達みなさん。