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淀ませずに、巡らす。

2018.10.12 13:30

こんにちは!

犬の食事療法インストラクター師範 necco舎のはなこ です。


今年の気候はなんだか荒れ模様ですね。


やっと涼しくなった?と思ったら

突然暑さがぶり返したりするので困ります。



油断すると体調を崩しちゃうから

気をつけなければっ!



さて。

先日、からだの中のお水について書きました。

 → 「たかがお水?されどお水。」



今日はその続き。

(いまさら??という声もありますが^^;)



体の中には十分な水分が必要で、

健康は、それが淀みなく流れていてこそ、

というお話でした。



今、日本に暮らしている犬たちは

どちらかという浮腫んでいる子が多い…といいます。


私の周りの子たちを見ても

体表が浮腫んでいる子が多い印象です。


太り気味の子は特に

たいてい浮腫んでいる…と言ってもいいかもしれません。




浮腫んでいるのは

水分をうまく排泄できずにため込んでいるから。


「ため込むくらい身体に水分があるんだから、いいんじゃないの?」

と思う人もいるかもしれませんが


本来流れているはずのお水がそこに留まっているということは

体の中のいらないものが、

ちゃんと外に出て行ってくれないということ。


汚れたお水がたまっていても

身体にとっては負担になるだけだし


そこに病気が出来てしまうかもしれません。


そしてたまったお水は「冷え」に繋がります。



いらないお水に

速やかに外に出て行ってもらうためには


まずは身体を温めること。



食べ物には身体を冷やすものと温めるものがあります。


例えば生姜、紫蘇、蕪、かぼちゃなどは温める食材。

お肉ならば鶏肉や鹿肉は温めるものです。


逆にキュウリなどの瓜系や、

トマト、ナス、レタスなどの夏野菜は

身体を冷やします。



ただ、体を冷やすものにはデトックス効果

=いらないものを体外に排泄してくれる作用があるので

避けずにうまくバランスをとることが大事。


これからの季節は特に意識して

積極的に身体を温める食材をプラスしていくことが必要です。


*薬膳の食材辞典などを見ると

 個々の食材について詳しく書かれていますので

 一冊持っていると便利ですよ^^





加えて、

運動して代謝を上げることも

食べ物と同様に大事です。


季節の移ろいを感じながら

人間も気持ちよく歩ける季節になったことだし

いっぱい散歩に連れて行って運動させてあげるのが

手っ取り早い冷えの解消法にもなるんです。



できれば、

のんびりだらだらと歩くのではなく

ある程度のスピードでサクサク歩くこと。


血流がアップして身体は温まるし、

続けることで心肺機能の向上に繋がります。



心臓は血液に流れを作ってくれるところなので


鍛えられた心臓=丈夫なポンプを持っているということは

体液を回してイラナイものを速やかに外に出す

デトックスの貢献度が高いということです!

(とはいえ、シニアの子はムリに運動をさせるのはご法度。

 しっかり様子を見て、

    無理せずほどほどに運動することが大事です^^)



筋肉は熱を作り出してくれますから

運動することでよい筋肉が付けば

自家発電しているように、

安静時の代謝も上がるというもの^^

(これは人間も同じですよね。耳が痛いけど^^;)





食材をうまく使って

身体を温めたり、要らないものを外に出したり。


それからしっかり運動もして。



そんなこんなを心がけることが

身体を巡るお水を淀ませないことに繋がりますよ^^




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