淀ませずに、巡らす。
こんにちは!
犬の食事療法インストラクター師範 necco舎のはなこ です。
今年の気候はなんだか荒れ模様ですね。
やっと涼しくなった?と思ったら
突然暑さがぶり返したりするので困ります。
油断すると体調を崩しちゃうから
気をつけなければっ!
さて。
先日、からだの中のお水について書きました。
今日はその続き。
(いまさら??という声もありますが^^;)
体の中には十分な水分が必要で、
健康は、それが淀みなく流れていてこそ、
というお話でした。
今、日本に暮らしている犬たちは
どちらかという浮腫んでいる子が多い…といいます。
私の周りの子たちを見ても
体表が浮腫んでいる子が多い印象です。
太り気味の子は特に
たいてい浮腫んでいる…と言ってもいいかもしれません。
浮腫んでいるのは
水分をうまく排泄できずにため込んでいるから。
「ため込むくらい身体に水分があるんだから、いいんじゃないの?」
と思う人もいるかもしれませんが
本来流れているはずのお水がそこに留まっているということは
体の中のいらないものが、
ちゃんと外に出て行ってくれないということ。
汚れたお水がたまっていても
身体にとっては負担になるだけだし
そこに病気が出来てしまうかもしれません。
そしてたまったお水は「冷え」に繋がります。
いらないお水に
速やかに外に出て行ってもらうためには
まずは身体を温めること。
食べ物には身体を冷やすものと温めるものがあります。
例えば生姜、紫蘇、蕪、かぼちゃなどは温める食材。
お肉ならば鶏肉や鹿肉は温めるものです。
逆にキュウリなどの瓜系や、
トマト、ナス、レタスなどの夏野菜は
身体を冷やします。
ただ、体を冷やすものにはデトックス効果
=いらないものを体外に排泄してくれる作用があるので
避けずにうまくバランスをとることが大事。
これからの季節は特に意識して
積極的に身体を温める食材をプラスしていくことが必要です。
*薬膳の食材辞典などを見ると
個々の食材について詳しく書かれていますので
一冊持っていると便利ですよ^^
加えて、
運動して代謝を上げることも
食べ物と同様に大事です。
季節の移ろいを感じながら
人間も気持ちよく歩ける季節になったことだし
いっぱい散歩に連れて行って運動させてあげるのが
手っ取り早い冷えの解消法にもなるんです。
できれば、
のんびりだらだらと歩くのではなく
ある程度のスピードでサクサク歩くこと。
血流がアップして身体は温まるし、
続けることで心肺機能の向上に繋がります。
心臓は血液に流れを作ってくれるところなので
鍛えられた心臓=丈夫なポンプを持っているということは
体液を回してイラナイものを速やかに外に出す
デトックスの貢献度が高いということです!
(とはいえ、シニアの子はムリに運動をさせるのはご法度。
しっかり様子を見て、
無理せずほどほどに運動することが大事です^^)
筋肉は熱を作り出してくれますから
運動することでよい筋肉が付けば
自家発電しているように、
安静時の代謝も上がるというもの^^
(これは人間も同じですよね。耳が痛いけど^^;)
食材をうまく使って
身体を温めたり、要らないものを外に出したり。
それからしっかり運動もして。
そんなこんなを心がけることが
身体を巡るお水を淀ませないことに繋がりますよ^^
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