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更夜飯店

ラブストーリー

2018.09.29 05:54

ラブストーリー

2003/12/17

九段会館 ( 試写会 )

 

両親の昔の手紙を読み進めるうちに、そこに秘められた初恋の物語があらわれる。

不器用な片思いをしている娘(現代)と1960年代の母の娘時代とが平行して描かれますが、

そこの切り替えがスムーズです。

前作『猟奇的な彼女』ではエピソードの羅列・・・にすぎなかった監督ですが、今回は離れ離れだった2本の糸が最後に1本になる過程が上手く描かれていると思いました。

ストーリーテリング、物を語るというのが上手いです。

台詞に頼りすぎず、小物などを使って語るのもいいです。

昔の自然があふれる風景も心和みますし、好きになってもすぐにベタベタしない所もいいです。(欧米映画を観る時、スキンシップの習慣にどうしてもなじめない私です)

お化け屋敷、学校の行事のあれこれ、フォークダンス会・・・などにささやかなユーモアを交えているところも可愛らしく、好感。

笑ってしまったのは検便・・・のあとの薬の量(笑)

花束が菊の花である、というのは韓国ならではなのでしょうね。

日本で菊の花を贈るのは一応、ダメとされていますから。

1960年代というのはベトナム戦争の時代でもあり、学生運動が起きたのはわかるのですが、

韓国がベトナムへ兵を派遣していたとは知らなかったです。

この映画を観なければ知らなかったことでした。