蒔絵
2018.09.29 08:19
蒔絵を施した漆器の椀や膳は、あらたまった席での器としてふさわしいものです。
漆で絵を描いた上に金粉を蒔くことから蒔絵といわれ、漆器の加飾の中でもっとも知られ、深い艶をもつ漆地に金が映える技法です。
この膳も控えめに描かれた文様が漆地に映え、深い漆黒はより深く、金をより華やかに映しています。
こうした美しい膳や椀をあらたまった席だけでなく、普段使いにもお使いいただけたら、何気ない日常が少しだけ違った日常にみえるのかも知れません。