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ZIPANG-7 TOKIO 2020来年のキーワード、「人手不足」「2024年問題」急上昇 トップは「ロシア・ウクライナ情勢」「物価高」が続く【帝国データバンク】

2023.11.16 16:05

来年のキーワード、「人手不足」「2024年問題」急上昇 トップは「ロシア・ウクライナ情勢」「物価高」が続く 企業の93.7%が「中東情勢」含む『海外情勢』をキーワードに


2024年の注目キーワードに関するアンケート


2023年を振り返ると、厳しい企業環境のなかにも明るい兆しも表れた。

新型コロナウイルス感染症は5月に感染症法上の位置づけが2類から5類へ移行したことで行動制限が完全に撤廃され、外出機会の復活やインバウンド需要の拡大ほか、企業系イベントの再開など個人消費を喚起する動きが活発化し、各地で賑わいが増している。


一方で、食品や生活必需品などの値上げにより普段の生活に影響が続くなか、9月の実質賃金は前年同月比2.4%減と、18カ月連続でマイナスを記録。また、ロシア・ウクライナ情勢や中東での新たな争いなど海外情勢の緊迫度も増しており、今後の動向を注視する必要がある。そこで帝国データバンクは、2024年の注目キーワードについて企業へアンケートを行った。



<調査結果(要旨)>

2024年の注目キーワード、「ロシア・ウクライナ情勢」が73.2%でトップ、物価高や人手不足関連が上位に並ぶ

特に「ロシア・ウクライナ情勢」「中東情勢」「チャイナリスク」といった『海外情勢』をキーワードとして捉える企業は93.7%にのぼる

業界別、『運輸・倉庫』で「2024年問題」が突出して高く、『小売』は「食品・日用品価格」が目立つ

※アンケート期間は2023年11月10日~14日、有効回答企業数は1,090社(インターネット調査)

※調査機関:株式会社帝国データバンク

「ロシア・ウクライナ情勢」などの海外情勢、物価高や人手不足関連が上位にランクイン

2024年の注目キーワードについて尋ねたところ、「ロシア・ウクライナ情勢」をあげた企業の割合が73.2%でトップとなった(複数回答、以下同)。以下、「物価(インフレ)」(64.7%)、「人手不足・人材確保」(63.6%)、「中東情勢(ハマス・イスラエルの紛争)」(62.2%)、「財政政策(増税など)」(59.1%)が続いた。

特に『海外情勢』関連は、2つのキーワードがトップ5にランクインしており、10位の「チャイナリスク(政治、経済的リスクなど)」(49.2%)も含めると9割を超える企業が2024年のキーワードとして捉える結果となった。



2023年のキーワードと比べると、ランキング上位の顔ぶれは引き続き『海外情勢』や『物価の上昇』関連が目立った。一方、「人手不足・人材確保」は2023年から20ポイント以上も上昇したほか、運送業や建設業などの時間外労働の上限規制により発生する「2024年問題」が7位にランクインするなど、『人手不足』に関連するキーワードが大幅に上昇した。

企業間の取引価格の上昇が沈静化する兆しが表れていることなどにより、2023年のキーワードで2位にランクインしていた「原油・原材料価格」は20ポイント以上低下した。一方で、企業にとってもコスト負担となり、個人消費にも影響を与える「財政政策(増税など)」や「賃上げ」といったキーワードの割合が上昇した。


業界別、『運輸・倉庫』で「2024年問題」が突出して高く、
『小売』は「食品・日用品価格」が目立つ



業界別に、全体より10ポイント以上高かった注目キーワードをみると、『建設』では2024年問題が迫るなか、「人手不足・人材確保」(74.3%、全体比+10.7ポイント)および「2024年問題」(61.1%、同+10.3ポイント)の割合が高く表れた。

『不動産』では「金利動向」(37.9%、同+11.8ポイント)など、『小売』では「食品・日用品価格」(36.5%、同+15.6ポイント)といった個人消費に直接関わるキーワードがほかの業界より目立った。 

『運輸・倉庫』でも『建設』と同様に自らの業界に直結する「2024年問題」(79.0%、同+28.2ポイント)が全体を大幅に上回り、「物価(インフレ)」(79.0%、同+14.3ポイント)なども高かった。


本アンケートの結果、2024年の注目キーワードに「ロシア・ウクライナ情勢」をあげた企業が7割超でトップとなり、「中東情勢」などを含む『海外情勢』関連キーワードは9割を超えた。企業からは、「戦争や紛争の拡大で原材料・資材の高騰・調達難が懸念される」(飲食料品・飼料製造)など、海外情勢の変化にともなう原材料やエネルギー価格の高騰を懸念する声が多く聞かれた。


このほか、物価の上昇や人手不足、増税、賃上げ、2024年問題、金融政策も半数を超える企業が注目する結果となった。企業からは「今後の物価高対応や助成金などが気になる。また、人材確保・定着率向上のため給与のベースアップを行ったが、さらなる賃上げも考えざるを得ない情勢になっている」(専門サービス)といったコメントがあがった。また、「2024年問題により流通への影響が懸念される」(化学品卸売)との声があるように、幅広い業界において物流への影響を懸念し、注目している様子がうかがえた。


他方、「生成AI(Chat GPTなど)」(35.8%)、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」(34.2%)は約3社に1社がキーワードとして捉えている。企業からは「自社のような中小企業は、賃上げを継続するために生産性の向上が必須。そのための業務プロセスのデジタル化・DX、生成AIなどの活用がうまくできるかが重要なポイントになると考える」(サッシ卸売)とのコメントがあり、デジタル技術の活用が進み、国内企業の生産性向上や競争力の強化につながることが期待される。


2024年の注目キーワードは、前年に引き続き、今まさに直面する問題が多くあがる形となった。海外の戦争や紛争の収束がカギを握るほか、政府・行政による多岐にわたる経済政策や、企業のビジネス環境の変化への対応力が問われる1年となろう。


余滴

閻魔大王 嘘をつくと舌を抜かれるという言い伝えに悪ガキたちは震え上がった
慶長9年に描かれた河津・栖足寺蔵の十王図は、伊豆最古


政局・選挙

2024年~2025年は政局・選挙次第で「日本のこれから」が決まる大変に重要な年になることは間違いないのでは…選挙権のある老若男女は日本の政党、政治家&政治屋を確りと見極め権利を放棄しないで清き一票を投じて戴きたい・・・日本の未来のために❣

(天の声:オイオイ急にどうしちゃったい?何か悪りいもんでも喰ったかい…兄さん江戸っ子だってね!)
おおよ、こちとら神田の生まれよ、曲がったことはお天道様に誓ってでえ嫌れえよ!
(天の声:そうかいそうかい、神田の生まれかい…さあさあ~食いねえ食いねえ寿司食いねえ・・・)

ありがとよ、ところで、この「寿司」選挙違反になんねえだろうな・・・



鎹八咫烏 記

伊勢「斎宮」明和町観光大使

石川県 いしかわ観光特使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


広大な水平線が広がる豆酘崎(つつざき)大迫力!


対馬南西端、広大な水平線が広がる豆酘崎。対馬~九州本土間に横たわる玄界灘(げんかいなだ)は古代から海の難所として恐れられ、また対馬の海岸部は断崖絶壁が多く、3世紀の魏志倭人伝に「至るところ絶島」と描かれています。


和多都美神社(わたつみじんじゃ)

 

対馬(つしま)は、平安時代に編纂された『延喜式(えんぎしき)』に記載された神社(官社、いわゆる式内社)が九州全体で98社ありますが、うち約3分の1にあたる29社が対馬に集中し、九州最多となっています。(壱岐の24社を加えると、両島で九州の半数を超えます)

 式内社の多さは、対馬がかつて中央の政治にも大きな影響を与える占いの知識・技術の中心地であり、大陸航路の拠点であると同時に国防の最前線として、当時の朝廷から非常に重要視されていたためと考えられています。

時代が下って江戸時代の対馬藩三代藩主・宗 義真(そう よしざね)の調査による島内の神社数は455社(祠がない聖地崇拝などは除く)で、平成29年3月現在、神社庁に登録されている島内の神社は130社(境内にある小さな神社をふくめると約200社)です。

神社合祀などでかなり減少したとはいえ、登録外の神社や小さな祠などを含めると今でも相当な数・密度になり、古代から現代に至るまで、対馬はまさに神々の島だったのです。


ZIPANG TOKIO 2020「対馬はまさに 神々の島 【寄稿文その2】 西 護」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3310061


胡禄神社 琴崎(長崎県対馬)

祭神はワタツミ系の海神ですが、対馬での伝承では、顔に貝類などが付着して醜い姿をしているとされる、大海原に潜む海の神「磯良」(いそら)ともされています。

パワースポットブーム以降、「神社」(建物)ばかりが注目されがちですが、実はその先にある、古くからの大自然そのものが信仰の対象だったのです。

対馬は古代から、そんな雄大な自然が満ち溢れる、荒々しく、激しく、美しい島だったのです。

その昔、琴崎の神様と黒島(美津島町)の神様がケンカして、琴崎様は岬にあった竹を投げつけ、黒島様は島にあった松を投げつけたので、琴崎には竹がなく、黒島には松がないそうです。  金色の蛇の伝承とか、海底に竜宮城の入口があるとか、伝説もいろいろ。


海神 イソラ

【日本神話】

イソラ(磯良)は、志賀島(しかのしま。福岡県)を拠点とした古代の海洋民族・安曇(あずみ)氏の祖神です。記紀には登場しませんが、中世の「太平記」では、海底に棲む精霊として描かれ、神功皇后の三韓出征の際に招かれたものの、海藻や貝が顔にはりついて醜いことを恥じて現れず、住吉の神が舞を奏したところそれに応じて参上し、神功皇后の水先案内を務めたとされています。

【対馬の伝承・異伝】

イソラは豊玉姫の子とされ、ウガヤフキアエズと同一視されています。 和多都美神社(番号63)の社殿前の干潟には、亀のウロコのような亀裂があるイソラエベス(磯良夷)と呼ばれる霊石が祭られています。

また、神功皇后の出征に関連し、厳原町阿須(あず)で皇后を出迎えたとか、上対馬町琴(きん)・琴崎沖で沈んだ碇を潜水して取りもどした、損傷した船の傷口に大きなアワビを貼りつけて応急処置した、上対馬町五根緒(ごねお)に上陸した、などの伝承があります。

琴崎は海神にまつわる伝承が色濃く、海底には「竜宮の門」があり、亀に乗ったイソラがその門を出入りするとか、琴崎大明神(=胡禄神社、番号124)の御神体は海神の祭日である3月3日に、巫女が磯ですくいあげた金色の小蛇だとされています。


雷神社


豆酘には、神功皇后の重臣「雷大臣」(いかつおみ)をまつる雷神社があります。古代の占いの技術「亀卜」(きぼく)を対馬に伝えたとされる人物で、厳原町阿連(あれ)の雷命神社、美津島町加志の太祝詞神社の祭神でもあります。

雷神社(いかづちじんじゃ)

【祭神】 雷大臣命

【所在地】 長崎県対馬市厳原町豆酘2852番地


ZIPANG-2 TOKIO 2020「対馬は古代から大自然そのものが信仰の対象だった!【寄稿文その8】西 護」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4843400



栖足寺(河童の寺)

本堂格天井に掲げられる99枚の天井絵。家紋の原型植物が描かれた日本古来の植物画。


栖足寺、またの名を河童の寺。 700年の歴史を持つ古刹。

元応元年1319年(鎌倉時代)、下総総倉の城主千葉勝正の第三子である徳瓊覚照禅師により開山した禅寺である。

徳瓊覚照禅師は八歳にして得度し、康元元年、二十歳にして大本山建長寺にて建長寺開山、大覚禅師(蘭渓道隆)の室に十一番目の直系弟子として九年間参じ、文永六年、支那に渡り元代の禅将として有名な経山の石窓、及び天目山の中菴等、諸老師に暦参し宗旨を領じた。

文永十年、帰朝し肥前平戸郷の小味寺、鎌倉の禅興、壽福の両刹を董す。元応元年、北条時宗の旗士、北条政儀が応長元年、真言を奉ずる為、河津村に建立した政則寺に政儀の屈請により開祖として迎えられ禅寺、栖足寺とした。

因みに、栖足寺の「栖足」は百丈禅師の「幽栖常ニ足ルコトヲ知ル」の句より栖足の二文字をとったもの推測され、河北省鎮州の栖足院、山東省楊州の栖足庵も皆なこの句より寺号を附せり。 

天正、安政の火災により詳しい記述は消失している。現在の本堂は明治十九年観州和尚により再建された。



河童の甕

KAPPA'S POT

むかし、栖足寺の裏を流れる河津川の淵に、河童がすんでいました。お寺の裏に位置するここは、大きく蛇行し深い淵をつくる裏門と呼ばれていました。

河童は水あびをしている子どもの足を引っぱるなど、いろいろないたずらをして村人をこまらせていました。

そのうち、河童が子どもの尻子玉をぬくとか、生き肝を食らうなどと大げさにつたえられ、村人たちは河童をこわがるようになり、あげくのはてにはにくむようになりました。

ある夏の夕方、村人たちは寺の普請の手伝いをしたあと、裏の川で馬や道具を洗っていました。そのとき一頭の馬が急にいななき、うしろあしを高くけり上げました。そばにいた村人がおどろいて見ると、馬のしっぽになにか黒いものがしがみついていました。

よく見ると、それはうわさに聞いていた河童でした。 「河童だ、河童がいるぞ」 だれかがさけぶと、近くにいた村人たちが集まってきました。

河童も捕まってしまったら大変と大慌てで逃げ出し、裏門を抜けお寺の井戸にとびこみました。すると、村人たちはてんでに河童に石を投げつけました。

河童はバラバラと落ちてくる石にがまんができず、井戸の中からはい出してきました。村人たちは河童をとりかこみ、 「こやつはひどいやつだ。ころしてしまえ」と、さけびながら、棒きれでたたき始めました。

ちょうどそこへ、栖足寺の和尚さんが帰ってきました。和尚さんは村人たちがさわいでいるのを見て、何ごとかと近づいていきました。そして、村人たちのあいだから中を見ると、河童が息もたえだえに倒れていました。

それでもなお、村人たちは河童をたたいています。 和尚さんは大きな声で、 「皆の衆、やめられい」と、さけびました。 「今日は寺の普請の日じゃ。殺生は禁物じゃ。寺の縁起にかかわる。この河童はわしがあずかろう」といいました。

村人たちは、寺の縁起にかかわるのではしたかがないと、和尚さんの言葉にしたがって河童を和尚さんにあずけました。和尚さんは村人たちがいなくなると、 「これ河童、助けてやるからどこか遠くへ行きなさい」といって、河童をにがしてやりました。

その晩のこと、和尚さんは何者かが庫裏の戸をたたく音で目をさまし、縁側の雨戸をあけてみました。すると、月あかりの中に昼間の河童が立っていました。

河童は、 「昼間は助けていただきありがとうございました。おかげさまで命びろいをしました。このつぼはお礼のしるしです」といって、丸い大きなつぼを縁側におきました。

「このつぼに河津川のせせらぎを封じ込めました。口に耳をあてると、水の流れる音がします。水の音が聞こえたら、わたしがどこかで生きていると思ってください。和尚さまもどうぞお元気で」といって、河童は立ち去りました。

和尚さんは、夢ごこちで聞いていましたが、われに返ると縁側に大きなつぼがあるので、たしかに河童が来たのだと思いました。 それからというもの、河津川に河童がすがたをあらわすことはなくなり、村人たちも、いつしか河童のことはわすれていきました。

けれども、和尚さんはときおりつぼの口に耳をあて、かすかな音を聞いて河童のぶじを思いました。また、河津川に出水があった際、このつぼがゴウゴウとうなりをあげ知らせ、人々が助かった事もあり。当時から寺の宝として大切に御奉りされてきました。

今でも耳をあてると、河津川のせせらぎが不思議と聞こえ、河童の無事を伺えます。人々は水の流れが心を洗うと言い、ありがたく拝聴していきます。 栖足寺裏手の清流には、馬のひづめのあとのついた石があったそうです。


ZIPANG TOKIO 2020「河童の寺 栖足寺の水の流れが心を洗う 伊豆最古の『十王図』五道転輪王とは?」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3516013



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