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天竜楽市

天竜茶 月の静7132 2018 1sd 100g 月の茶工場で作った桜の香りがするお茶だよ

2018.09.29 12:31

 また美味しいお茶が入荷してしまいました! 

「月の静7132」 茶園:天竜区横山町 製茶:天竜区月 浅蒸し煎茶 

 桜の葉の香りと同じ成分クマリンを含み、ほんのり桜餅の香りがするお茶…ということで近年人気急上昇中の品種「静7132」…50年以上前に開発された品種ですが、最近になって「まちこ」「さくらかほり」の愛称がつき、話題となっています。  

 桜の香りを引出す淹れ方は、意外と難しいのですが…同じように淹れてみても出たり出なかったり…然し、そこがまた良質の煎茶の面白さでもあります。  

 一、二度飲んで拙速に判断したり、飲みもしないのに先入観で決めつけてしまったり…そういう多くの人達が一生掛かっても辿り着けないのが煎茶道の奥深き世界です。 

 お茶と向き合って、じっくり語り合って、そうして選んで頂きたい… この価格帯では一頭地抜けた「旨味」と「甘味」を持ち、茶を楽しむ至福の喜びを与えてくれるお茶です。

静岡県浜松市天竜区横山町 

2018年産 天竜煎茶 浅蒸し 

静7132 初摘みシングルオリジン  

 「月の茶工場」で製茶、仕上げされた一番摘み天竜茶「月の静7132」  天竜区龍川地区の茶工場は「月まで3km」の看板がTV番組「ナニコレ珍百景」に取り上げられて話題になった浜松市天竜区月にあります。 

 今では浜松市の観光スポットとしてInstagramにもしばしば投稿されています。   

 畑は天竜区(龍川地区)横山町の天竜川を見下ろす山の斜面にあり、天竜川の朝霧がかかり爽やかな風が吹き下りる気候条件に恵まれた茶園です。 

 茶園には「天竜青石」と呼ばれる緑泥片岩の石垣が積まれ、地層はジュラ紀に形成された三波川帯に属しています。緑泥片岩にはマグネシウム、カルシウムが多く含まれており、茶の栽培には非常に適した土壌です。 

 種がすを主体とした有機肥料を使って栽培されています。

 品種茶「静7132」は静岡県茶業試験場で「やぶきた」の自然交雑実生から選抜され、永らく系統番号のみで呼ばれたマイナーな品種でしたが、桜の葉と同じ香気成分を含んでいることから近年注目され、静岡市清水区では幸せのお茶「まちこ」の名でブランド化されています。   

 桜葉と同じ香気成分はクマリンという天然の芳香族化合物で「やぶきた」には含まれていないそうです。

淡麗---★--濃厚 
甘味☆☆☆☆☆ 
旨味☆☆☆ 
苦味☆☆☆ 
渋味☆☆☆ 
香気☆☆☆☆

 3g、50ml、70℃、90秒、ほんのりと桜葉の香りと海苔香、口に含むと薄ら桜餅の香りがする。苦渋味も感じるが強くはなく、濃厚な甘味があり、舌の奥ではっきりとした旨味を感じる。湯温を80℃程度に上げた二煎目では桜葉の薫りはより感じやすい。控え目な苦味が残りつつ、舌の奥から旨味、舌下から甘味がジワジワ広がり甘味の余韻は強い。  

 水出しでは桜葉の薫りと甘味が良く出て、重厚感がある。

 桜葉の薫りは、ぷんぷん漂うというわけではありませんが、飲み終えた後に湯呑みの底を匂ってみると分かり易いかもしれません。また、飲み干した後に甘味と共にフワッと感じる時があり、他の品種にはないエッセンスとして楽しんでいただけるものと思います。 

 甘味、旨味の強さはこの価格帯では一頭地抜けており、コストパフォーマンスに優れた楽しめるお茶に仕上がっています。

 静7132は、抽出後の茶葉を食べても美味しいのですが、農林水産大臣賞受賞茶園の最高グレードも御用意しています。香気はこちらがやや強めです↓