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サロンポックル

神在月の出雲へ

2023.11.16 20:13

 八百万の神々が出雲へ集われる旧暦の神無月は、
出雲では「神在月」と呼ばれます。
神在月初日の10時に、
私は東京の友人と出雲市駅で待ち合わせて、
2日間の「神恩感謝」の参拝旅行をしました。

 出雲空港到着時は雨、
11時半に日御碕神社に着いた時は小雨になり、
参拝を終えると雨脚が強くなり、
その後晴れ間が出たり、また雨になったりと、
目まぐるしく天気が変わる寒い一日でした。

 寒波到来で日御碕では強風で白波が大きな音を立てて
岩に打ち付ける絶景。
人のいない展望台から海に向かって倍音発声すると、
大自然と一体となったような心地良さを感じました。

 稲佐の浜では青空が見えて、
強い日射しが海面を輝かせていました。
22日夜の「神迎祭」で、
八百万の神々が稲佐の浜においでになる様子を
思い描きながら、砂浜にしばし佇みました。

 そして、出雲大社へ参拝。
出雲参拝の旅は4年ぶりで、
この4年間に様々な良縁に恵まれたことに
心より御礼申し上げました。

 翌日は電車とバスを利用して美保関へ。
えびす様の総本宮、美保神社ではご祈祷を受けました。
祝詞奏上の朗々としたお声が拝殿に響き、
身が引き締まる思いでした。
そして御神楽の鈴の音、笛の音は、
清らかに空間に響き渡り、
目を閉じていると時空が重なっている感覚になりました。


 大国主大神(だいこくさま)を祀る出雲大社と
事代主神(えびすさま)を祀る美保神社を
参拝することを「両参り」と呼ぶそうです。


『 出雲大社と美保神社をセットで参拝する
「えびす・だいこく両参り」は、
江戸時代に盛んに行われるようになった風習で、
出雲の国譲り神話に縁をもつ』
(JR西日本のJRおでかけねっと記事より)

 神様のお導きによる初めての「両参り」、
有難く思いました。

 美保神社を後にして、美保関灯台まで、
片道2㎞を徒歩で往復。
展望台からは隠岐の島を遠望できました。
人のいない展望台から日本海に向かって、
前日同様に意識を宇宙に繋げて倍音発声をすると、
トンビが近づいてきて私達の周りを旋回、
優雅な舞姿を見せてくれて、
私の声に応えてもらえて嬉しくなりました。

 美保湾の対岸には初冠雪の大山が望まれて、
その美しさを何度も写真に収めました。
御神氣を身に受けて、
出雲地方の古代からのエネルギーにも触れて、
年末から来年へと前進する力を頂いた
感動の旅となりました。

 友人が帰宅すると、
猫ちゃんがいつもとは違う動きをしたそうです。
きっと出雲のパワースポットエネルギーを
感じたのでしょう。