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「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「心は女」というだけで女湯に入る男たちの逆はいないのか?

2023.11.17 22:00

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「心は女」というだけで女湯に入る男たちの逆はいないのか?

 今週も「土曜日のエロ」の日になった。なんとも今週は様々なニュースがあったということになる。まあ、今週のニュースはそれなりのものが少なくなかったので、改めて来週になったら何かをすることになるとは思うのであるが、しかし、概説的に見てみたらなかなか面白いのではないか。

まずは米中首脳会談である。バイデン大統領と習近平国家主席がAPECの会合の前後に、会談がある。基本的には、オリンピックとか、何か大きなイベントがあったり、あるいっは国連などで集まった時に、その会議とは別途個別に会談を行うことは十分にありうる。逆にその時にどのような話をするのかということは、かなり興味深い。日中首脳会談では、水産物の話などをしていた。しかし、米中首脳会談では、南シナ海の話や台湾の話になるが一方で経済的な話になる。要するにその話がどのようになるのかということになってくるのではないか。

単純に言えば、「一つは近視眼的な内容でしか会談をしないのか」ということになってしまうし、また、世界全体のことや、国防などのことを話すのか、経済のことを話すのか、または話をするのではなく、何かを世界に印象付けるのか。その政治家の普段の行動や志や信念というものが、見えてくるということになるのではないか。そのように考えれば、バイデン大統領も、また、水産物の売買や貿易ということなのか、そのことによって全く異なる内容になってしまうのではないか。

このように「普段から何を考えているか」ということと、「その考えていることが、本人と社会とで異なる」ということは、なかなか面白いということになる。単純にみれば、この内容になれば、なかなか面白い内容になってくるのではないか。

さて、この内容に関してでは米中・または日中というような感覚ではなく、「男女」というような内容になってしまった場合は、これが「エロ」の事件につながることになるのである。今回はその一例になるのではないか。

「心は女なのになぜ女子風呂に入ったらいけないのか全く理解できません」温泉施設の女性用浴場に侵入した男逮捕

 三重県桑名市の温泉施設で女性用の浴場に侵入したとして、43歳の男が逮捕されました。

 逮捕されたのは、愛知県春日井市の無職、島田隼人容疑者43歳です。警察によりますと島田容疑者は13日午後8時半ごろ、桑名市長島町の温泉施設で女性用の浴場に侵入した、建造物侵入の疑いが持たれています。

 女性客から「男が入っている」と相談を受けた従業員が、女性用の浴場の洗い場で

体を洗っている島田容疑者を確認し、110番通報したということです。

警察の調べに対し、島田容疑者は女性用の浴場に入ったことを認めた上で、「私は心は女なのに、なぜ女子風呂に入ったらいけないのか全く理解できません」と供述し犯意を否定しています。

 警察は島田容疑者の余罪などを詳しく調べています。

2023年11月14日 1時38分 CBC NEWS

https://news.livedoor.com/article/detail/25345944/

 本年10月に性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更するには生殖能力をなくす手術を受ける必要があるとする法律の要件であったが、最高裁判所は「憲法が保障する意思に反して体を傷つけられない自由を制約しており、手術を受けるか、戸籍上の性別変更を断念するかという過酷な二者択一を迫っている」として憲法に違反して無効だと判断した。

それに先立って岸田内閣は「LGBT法」をつくり、そのような性的マイノリティに対して理解を得る努力気味が課されている。その時に、戸籍上の性別を変更するための要件としては下記の内容になる。

① 18歳以上であること

② 現に婚姻をしていないこと

③ 現に未成年の子がいないこと

④ 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること

⑤ その身体についてほかの性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること

 この中の4番については違法であり、5番は継続的に審議するということになる。つまり最高裁判所の判断は、そのまま継続審議となる。

しかしこの判決は、逆に「男性のままで女性の中に入ることができる」ということになる。要するに「心は女だ」といえば「女湯」「女性トイレ」に入ることが許されると解釈するものは少なくない。この逮捕された容疑者の裁判では、「心は女だ」といって最高裁は餡礼をそのまま引用した場合に、地方裁判所はどのように判断するのであろうか。ここは弁護士と検察官の法律解釈の違いになるし、同時に、この内容に関して場合によっては無罪、もっと大きな場合は起訴猶予というような判断が下され、この手の犯罪が増加するということになる。

一方、LGBTにおいては「女性が女性のまま男湯や男性トイレ」に入ってくるということはほとんどない。まあ、いわゆる「痴女」というのはどれくらいいるのかもわからないが、この手の性犯罪はほとんどが男性である。そのことをどのように見てゆくのかという事、つまり「性犯罪がジェンダーレスになっていない」ということもなかなか興味深いところではないか。

このLGBT法に関しては、今後も大きな議論になる。