秋葉山ろく天狗サンショウ 鮮烈な香りと刺激的な辛味 2018.09.30 13:48 秋葉山ろく天狗サンショウ ブドウサンショウ 7g瓶入 | 天竜楽市 天竜茶 本舗 on the BASE 秋葉山ろく天狗サンショウ ブドウサンショウ 7g袋入 | 天竜楽市 天竜茶 本舗 on the BASE 秋葉山ろく天狗サンショウ 静岡県浜松市天竜区春野町和泉平産 ブドウサンショウ(農薬・化学肥料不使用) 遠州秋葉山(あきはさん)は秋葉原の地名由来となった「秋葉信仰」の総本山。江戸時代には全国各地から「秋葉詣で」の参拝客が訪れ、秋葉を祀る社寺は全国に三万余を数え、江戸末期にはお伊勢参りを凌ぐ勢いであったと云われます。 秋葉山に祀られる神で最もその名を知られていたのが「火防(ひぶせ)の神」秋葉三尺坊大権現。三尺坊は信州で生まれ越後で修行した修験者で、七十五の眷属を従えた烏天狗となったのちに遠州秋葉山に飛来して、この地に居を定めたそうです。 江戸時代は火事が多かったため、庶民は挙って火防神である遠州秋葉三尺坊大権現へお詣りをしていました。秋葉山周辺は山深い地域ですが、多くの旅人が訪れ賑わいを見せていました。 現在も山中に多くの集落があり、浜松市天竜区は日本有数の「山上集落密集地帯」となっています。ここでは昔ながらに自然の恵みを活かした山の暮らしが営まれています。 秋葉山と対面する山の中腹にて農薬を使わず有機肥料によって昔ながらの栽培で作られているのが「秋葉山ろく天狗サンショウ」です。 ブドウサンショウという品種は、大粒の実がブドウの房状に実り、果皮が厚く大きいため、一般的な市販の山椒(主にアサクラザンショウ) に比べ、香りも辛味も非常に強く豊潤で、国産香辛料の最高峰と呼ばれています。 柑橘系の爽快で甘い香りは強烈にスパイシーで、強い辛味とフルーティーな甘味を併せ持っています。 秋葉山ろく天狗サンショウの特長は、この地で産するお茶が最初は渋くても後から甘味に変わっていくのと同じように、最初は刺激的な辛味を感じるのですが、いつまでもピリピリしているのではなく、辛味がスーッと退いていくところでしょう。強烈にスパイシーで刺激的でありながら、爽やかさと甘味も兼ね備えた…まさに燃え盛る炎を瞬く間に消し止めてしまう大天狗秋葉三尺坊権現のような人々を虜にする山椒です! 鰻の蒲焼きは言うに及ばず、煮魚、肉料理、野菜の煮物、味噌汁、温かいうどん、鍋料理、更にはぬか漬け、佃煮など和食ばかりでなく、カレーやパスタ、エスニック料理とスパイスを利かせたい料理には何にでもお使い頂けます。 山椒に含まれる「サンショオール(C16H25NO2)」という成分には、脳を刺激して内臓の働きを活発にさせる作用や、味覚を刺激して他の食材の味を鋭く感じさせる作用もあるとされています。基礎代謝の向上や発汗作用によるダイエット効果も期待できると云われていますので、鰻料理だけでなく、幅広い料理に使えるオールマイティーなスパイス「秋葉山ろく天狗サンショウ」は、いつでも手元に置いて幅広く使いたいですね!! さて、秋葉の天狗ですが、先ほども申し上げましたように、本来は烏天狗(仏教の迦楼羅天、インドネシア神話のガルーダ)の姿をしています。 地元ではもはや「どっちでもいいよね?」という感じですが… 遠州秋葉山は大登山秋葉寺という寺院に聖観音菩薩が祀られ、三尺坊大権現は守護として置かれていたようですが、これとは別に秋葉大権現社が寺の中に祀られており、主祭神はオオナムチ神であったと云います。 民間信仰として全国的な影響力を持っていた秋葉信仰は、どうやら明治政府から目をつけられていたようで、維新後の神仏分離により秋葉寺は一時断絶、神社はオオナムチ神(気多神、遠州小國神)ではなく火の神「迦具土神」を主祭神として再スタート(現在の秋葉山本宮秋葉神社)します。 その信仰の裾野の広さ、全国に三万余の分祀という規模を考えれば官幣大社としてもおかしくなさそうな秋葉神社でしたが、県社格に留められました。 寺の方は明治中期に再興し、「秋葉総本山秋葉寺」として火防神三尺坊大権現を祀っています。秋葉権現=オオナムチ神も寺で「大黒天」として祀られています。 実は秋葉寺では今も三尺坊大権現の姿は烏天狗として描かれています。 元々、神社は秋葉三尺坊大権現も秋葉大権現(オオナムチ神)も祀らず、新たに京都愛宕神社から迦具土神を勧請しているので、本来は天狗と関係はなかったのですが、秋葉=天狗というイメージが強かったところからイメージキャラクターとして高鼻天狗を採用したのでしょうか… 今では、秋葉の天狗=高鼻天狗のイメージが強くなっています。 さて、何はともあれ秋葉天狗サンショウのインパクトは、天狗の団扇が吹き起こす風のように強烈です!! 一度お試し下さい!!!