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『ちゃんとした食事にしなきゃ!』をやめた管理栄養士。超偏食の娘が教えてくれてる本当に大切な食事とは〜

カロリーや栄養素だけじゃない。『おいしい』が大事

2018.09.30 14:02

『子どもが食べないんです』

という悩みに対して


『周りの大人が

おいしそうに

食べてるのをみたら食べるようになりますよ』


という返答をもらったこともたくさんある。



それから、何度となく、


大げさに『うわぁー、おいしい』


という会話をしながら食事をしていた日々もしばらくあったかな。



でもね、その時の私は



『おいしそうに食べてたら食べるのかも』という期待を込めての


『うわぁ、おいしい〜』で


心の底から湧いてくる『おいしい〜』ではなかったと思う。


その当時の私は、


『作っては食べなくて捨てる』この繰り返しに、疲れ果てて、食べ物をみるのも苦痛で

精神的にもかなり参っていて、


『食』に対する意欲がほとんどなかった。


今思えば、ココロは完全に病んでいたと思う。


味覚を失った時もそうだったけど、


ココロが元気がないときって、何を食べても『おいしい』って感覚が感じられない。




演技のように『おいしい』って言ってたけど、きっと人の気持ちに敏感な娘にはきっと、本心を見抜かれていたと思う。




『私がほんとに美味しいって思えるものってなんなんだろう?』ってしばらく模索したこともあった。



でも、その時、心の底からおいしいって思えるものがなかなか見つからなかった。



(ごはんの時間がきたから)食べる。


(バランスよくしたほうがいいから)色々食べる。


(みんなが食べてるから)食べる。


(残したらよくないから)食べる。


(これは食べ過ぎるとよくないから)食べないほうがいい。


(これは、みんなが美味しいっていう有名店の〇〇だから)おいしくないはずがない。



『本当は食べたいか食べたくないか』なんて、ちっとも考えず


とにかく、頭で考えて食事をしてた。





薬膳を習った時、


『本当に欲しい時に、欲しいものを食べることが健康』


『それが動物が生きていくために本能的に(カラダとココロが)求めてる栄養』という考えを知った。


それから、お腹がすいてない時に、無理に食べない。


そして、欲しいと思ったものを欲しい時に食べる。


やってみたら、


私がいつぶりかに感じた心の底から溢れてきた『おいしい』を感じさせてくれたのは


炊きたての白いごはんとお味噌汁


だった。


すごくシンプルなんだけど、本当に


『あぁ、幸せ〜』という満たされた気持ちと食べれることに対する溢れる感謝ともに感じる『おいしい』って思う気持ち。



一杯のごはんと味噌汁が私のカラダもココロも満たしてくれた。




そういえば、膵炎や腸炎でしばらく食べれなかった時、久しぶりに飲んだ水やおかゆの美味しさに感動して、『食べれるってこんな幸せなんだな。食べれることをもっと大切にしよう』って思ったこともあったな。



でも、食べれることが当たり前になってくると、


忙しい日々に追われ、なかなかこんな風にゆっくり『おいしい』を感じて食事をすることができてなかったなー。



こうやって食で悩み気づかされる出来事があって、あの時の大切な気持ちを忘れてたってハッとする。



私と食の繋がりはいつもこんな感じ。



心の底から『おいしい』って感じる食事ができるってとても幸せなこと。



そして、最近子どもたちの意思をなるべく尊重するようなって


子どもたちをみてると


本当に食べたい時に食べたいものを幸せそうな顔で食べてて、



その表情をみてると私まで幸せな気持ちさせてくれる。




食べたくないものを無理やり食べさせて、泣きながら悲しそうに、時に吐きながら食べてた娘が



今とっても表情豊かに笑うようになった。



どう考えても、カロリーも栄養素も足りてないと思う。





でも、娘のこんなにも変わった表情をみてると




あの頃より娘のココロは何倍も何倍も今満たされてるのがわかる。



そして、今まで信じてきた食事と全く違うことを今しようとしてるけど


『ママ、これで大丈夫だよ』って娘の表情が教えてくれてるような気がして、私のブレそうになる気持ちを支えてくれている。