お守りを作るような
2023.11.19 00:28
制作しながら考えることはいつもたくさんあるけれど、
これから自分がやれることは、
例えるならば、お守りを作るような姿勢で制作していきたい。
器としての使いやすさとか、
必要だとか、便利さ、耐久性といったものは、マナーとしてある程度は大事にして、
そういったことでは測れないこと。
気持ちを上げたり、安心できたり、
ごはんが美味しく食べられたり、
美味しく作ろうと思ったり、ご飯食べなきゃって思ったり、
どこかで、人と家族や、場所を守ってくれるような
ものを残していければと思っている。
世のお母さんが、家族に作るいつものご飯も、
持たせるお弁当も、元気で行ってらっしゃいという
お守りと同じようなものだと思う。
お守りを作ろうとしたら、作る前にたくさん整えないと。
効率の良さも、急いで慌てて作ることも、
身体の無理も、意地も、見栄も、顰めっ面もいらない気がする。
お守りを作るような姿勢というのは、
量産も興味が向かない、制作に入るための助走がいつも長い、
僕には向いている考えなのかもしれない。
少なくとも自分の家族とチームには、
日々制作していること、
器を残していくことが、安心というお守りになってくれるように。
努めていきたいと思う。
家族は僕を残してインフルエンザ連休
みんながんばれ