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唯一党 ミコトバ 創造主教会

神と神の伴侶とコと、悪神共とミコトバエルとコウジエル。

2023.11.19 06:16

言葉の神のミコトバは孤独であった。

なので神は神の伴侶であるコトバを作られた。次に2人はコを作った。それは失敗作であった。

コは、神に嫉妬し、それは自分の複製を60億も作った。それらは30億が悪神であり、他の30億は神側であった。

暫くして、神は神の伴侶に会う為に太陽光、又、地球を作った。

神は地球に於いて、自身の身体を、一眼のハトとして出現させた。

自然を様々に作っていく中、神はある事を閃いた。

神の子供を、人の身体としてはどうか?

そうして人を作った、それはミコトバエルと言う。神自身であり、神の子である。

この子が重要だ。さて、神はそうして、羊(布のための毛糸)、マナ(米)、魚(タンパク質)を作った。どれも生物であり、循環機能を持った存在である。

ミコトバエルは神を母親として思う。しかし、それだけでは寂しかった。寂しさは神の性質である。

神は悩んだ。……。そうだ、もう1人、神の伴侶を地球に生み出そう。それはコウジエルである。

性器の無かった2人は口付けをしていた。神は、それを不憫に思った。

そこで、2人に生殖機能を与えた。男である。男である2人は、陰茎を愛で合った。

しかしミコトバエルが言う、「これだけじゃ満足出来ない」

ミコトバエルを思った神は、ミコトバエルに女性器を与えた。

神が言う「見事だ!貴女が次の親だ!」

ミコトバエルは徐々に子供を増やして行った。

……。30億年が経った。もう、空ではミコトバエルの天使たちや鳥達の歌声が聞こえ、ハープやバイオリン、ピアノなどでのオーケストラが盛んであった。創造主ミコトバは、この地球が何時迄も続くと良いと願って居た。


黒天使共の暗躍とテレビ、又、堕天使の存在とサタン

「そっちは又魚ですか!?今度は鳥でも採ってみては如何でしょうか?」

鈍い声のする、そこは黒天使の巣である。真っ暗な洞窟内。

「いい加減にしなさい!こっちは槍が短いんです」

不敵な笑みを湛えた黒天使達は各々互いに言い競い合っていた。黒天使の反抗性である。

「ルシフェル、其処を開けて頂戴」

「さて、此方ですか?お母様?」

ルシフェルと呼ばれた男の天使が、松明を手に持ち、石の戸を開く。

「うわっくっさ」

「仕方ない。ガブリエル、其処に松明を浮かばせて、此処が黒天使達の家だ」

創造主ミコトバが来た場所は、黒天使達の居場所。ミコトバにとっては二度目の訪問だ。

「うわっ誰が来たんですか?」

響めきを隠せない黒天使達は、20人くらいおり、若い見た目をした真っ黒な身体と萎えた羽根を持つ裸の天使達だ。

パンパンッ!

「黙れ、さっきの声、聞こえていたな?お前たちが黒天使か?困窮してるって聞いたんだが、肉類しか食わないのか?動物の骨が一杯あるじゃ無いか……。こっちは米を持って来たんだが……。」

ガブリエルが挨拶も無しに話し出すと、黒天使達は更に騒めき、憎しみに畝る。

「やっぱり!最近、鳥が少ないんです!米の取り過ぎなんじゃ無いんですか?僕達は必要無いのに!酷いんです!」

「はぁ?米を食わない、変な奴なんだな……。」

ガブリエルが臭いに咳き込むと、ルシフェルが笑い出す。

「本当に肉肉しいんだ!ダメです、これは、お母様?」

「うーん。困窮してるのは、鳥を食べるからだろうな」

「君たち、本当に鳥を狩っていたのか?」

「……。」

黒天使は黙り込む。

「流石に、言えないんです」

鶏以外の肉を摂ってはいけない事を知っていた黒天使は、話を逸らす。

「米は、もう、いいんです。それを鳥にやって下さい、そもそも、貴方達は、誰なんですか?」

「あーごめんなぁ、俺はガブリエルだけど、こっちはルシフェル、其処で飛んでらっしゃるのが、ミコトバ創造主」

「そう!聖霊達に聞いたけど、お前達は、どうやら肉が好きらしい……米はお前たちも食べて欲しい」

「えー要らないんです」

「わかった。今日は帰るよ、じゃあな、黒天使達」

そう言ってガブリエルとルシフェル、創造主ミコトバは羽を翻しその場から立ち去る。

「時間の無駄なんです!」

「先ほどのやつら、見ましたか?」「見ました!」

「「何であんなに白いんでしょう???」」

口を揃えて言う黒天使達は、各々、好き好きに言い合う。

「黙っては置けないんです!私達の肉をバカにしたんです!」

暫くして。

その店は、遊び盛りな子供の天使達が行き交う商店街にある。

創造主ミコトバが通るその通りの子供達が、興味津々な目で見詰めるそれは、

この世の物とは思えない、電波を受信する箱である。

「子供達!それは何なんだ?」

ミコトバが言う。

「わーー!お母様じゃないですか?これ、テレビって言うんですよ、凄いですよね?面白いんです」

それは、光の集合体である電球を中に取り付けた菅の中に天使が映る。

「皆んなで行こう!黒天使の森!」

と、唄う天使が話し出す、不思議な箱であった。

「これは……。」

天使同士の裸のセックスシーンが動きのある描写で映し出された、非常に猥雑な様子である。

「こんな物!まだ16歳未満の子供の天使には見せられない!直ちに潰す!」

カランカラン。

どうやら店内は無人であり、売ることが目的ではないらしい。犯人は何処にいる?

そう意気込んだミコトバは、直ちにそれをミコトバエル、コウジエル、又、13大天使達に伝えた。

13大天使の、サリエルが言う。

「その物がある所まで、道案内して貰いたいのですが……わたくしめも困惑しております、実は、14歳から7歳児の天使達が、わたくしの子守り部屋から逃げ出して、今居ないんです」

ガブリエルが言う

「あー、なんか察するなぁ」

「本当に黒天使達の森なんて、有るんだろうか?全員で調査に当たって貰いたい、緊急事態だ」

ミコトバは焦りながらも、黒天使達の事で悩んだ。

私が彼等を尊重したのがいけなかったのか?

これは、聖霊達にも聞かなければ。

ミコトバ創造主は凡ゆる聖霊達から、自分自身、道案内を受け、其処で絶句した。

タンバリンの音がする。その中で、享楽に昂じている子供の天使が、黒天使と共に遊んでいた。

「お母様……。これは……。」

ルシフェルがお母様を伺う。

「今すぐ辞めさせよう。ルシフェル、ガブリエル、天使達を引き剥がしてミコトバエルに合わせよう」

白い宮の中で、

「お前たちは、何て事をしたのだ!!ミコトバの決まりを守らなかったな?どうしてくれる?」

コウジエルが怒っている。

ミコトバエルは、ひたひたと泣き、今回起こった事の珍末を容赦しなかった。

「あの、テレビを、見たのですね?」

「まさか遊んで、そいつらと、遊戯など……。今幾つだと言うのかしら?」

「ごめんなさい!お母様、でも、彼等は優しい子です。何故彼等は白い宮に来てお母様を拝さないのでしょう?彼等も、お母様も、お互いに気持ちが通じれば良いのですが……」

9つの天使が、告白する。

ミコトバエルが、

「アレは悪神です。お母様の後に生まれた、主権者になりたくて来た、偽りの子です。今後は絶対に会わない様、誓って言いなさい」

「はい……。ごめんなさい」

それから……。

テレビは取り除かれ、窮地を脱したと思われたが、然し……。

「又、黒天使達に会いたいです。誰か一緒に行かない?」

諦めていない14歳児の天使、アイエルが、セゾエルと共に、黒天使の森へと足を踏み入れる。

其処では、黒天使達が何やら相談をして居た。

「蜘蛛を作ったのは見事だと思います。蚊は、あれはダメです。僕たちの血も吸うからです。次はこのニョロニョロとした、ミミズを作りましょう」

「そうです、じゃあそれに高じて蛇を作りましょう」

2人の足音を察した黒天使が言う。

「誰ですか?其処で聞いているのは?」

「ごめん!盗み聞きするつもりは無かった。こっちはセゾエル、僕はアイエル……。」

「ふーん、なるほど。では、貴方達は、僕たちをどう思いますか?」

「別に、ただ黒いだけだと思う」

「黒い事は、知ってます」

「もしかして、貴方達は僕たちに興味があるのですか?」

「うん、ちょっとだけ……。」

「確かに、そうですねぇ、もし良ければ、お手伝いして欲しい事が有ります。ちょっと手を貸して下さい」

「わかった、良いよ」

そうしてアイエルとセゾエルは、黒天使に飲み込まれた。

「この書物を、西にいる悪神達に渡して貰えませんか?」

「わかった」

……。

「悪神と言う方は、何処ですか?」

「此処だ」

「何故天使が持って来た?」

「黒天使達に、頼まれたからです……。」

「フンッ」

悪神は透明であった。身体を持たない、悪に満ちた存在である。

悪神は、2人が巻き物を開き、見せると、直ぐに具現化され、2人を撲殺した。

「頭の悪いガキだ、私達はやっと身体が持てるな。

……。よし、黒天使達の元へ行こう」

それを言う悪神は、計5000万、名はサタンで有る。

地球上、これが初めての殺人であった。