帰り道とその後
試合後はもう一泊して次の日の朝にゆっくり車で出発した。行きは渋滞だったけど、帰りは月曜日だったので、まず渋滞はないでしょうと願いつつ、まずは途中のアルルでランチ休憩。
兄も一回行ったことのあるここアルルは、私達も一回訪れたことのある可愛い街。
街を散歩しているだけでも、素敵な建物やカフェやアトリエがあって気分はるんるんしてしまう。
いい感じのレストランの横をたまたま通りかかった私たちは即席を確保。優柔不断の人はすぐテラスや良い席は埋まってしまうのです。
なんて素敵なレストランなのでしょう。
こんなところは私の住んでいるラシオタにはないなーと呟きながら、ワインで乾杯。兄はラパン(ウサギ)、私は豚、私の彼ニコラは彼の大好きな魚をいただきました。
やっぱり雰囲気があると味も倍増しちゃいますね。
素晴らしいレストランチョイスで大満足。
今度来た時もここで食べたいと思うほど。
その後は、ゴッホの夜のカフェテラス、前回も閉まってたけど、今回も閉店しておりましたよ残念。
家に着いたのは夕方だったっけな。
兄のために今夜から2泊は近所のb&bを予約しておいたのです。ここはテラスが広く、そして絶景というきっとホテルだったら超高級ホテルになっちゃうんだろうなという私のお気に入りの宿。
この間ニコラのお父さんも泊まって、とても喜んでいたこのお部屋(写真参照)。絶景でしょう?
次の日は、ラシオタ、その次の日はマルセイユを一緒に観光。まず思ったのが、今まで大人になってからこんなに兄と時間を過ごしたことは、まずない!ということ。
兄はいつも海外に駐在員だったし、帰ってきてからも家族で食事をするくらいだった。何時間もこうやって面と向かって一緒に過ごしたことは初めてな事で、意外とこのようなお互い貴重な時間を過ごせたことは、今までの人生で素晴らしいひとときだったと思った。
お互い知っていたようで知らなかったことや、兄が知らなかった私の人生経験も話せたので、気分はスッキリした。
今回兄の目的は、ラグビー観戦や私の日常を知る旅だったけど、今度は今回行きそびれてしまった隣の街や、ワインテイスティング、ボート観光などを組み込みたい。
父のようで、それでいてなんでも相談できる兄の存在は、私の人生で弟と母と同じくかけがえのない存在。
「今後も健康でお互い異国で頑張ろうね。」
そう言って彼はマルセイユを後にした。