【Report】2023.6.25(日)小学校外国語授業づくり研究会6月プレミアムセミナー「異文化間コミュニケーションと小学校外国語教育」(Guest:椙山女学園大学 教授 安達 理恵先生)開催報告
2023.6.25(日)に開催した小学校外国語授業づくり研究会6月プレミアムセミナー「異文化間コミュニケーションと小学校外国語教育」(Guest:椙山女学園大学 教育学部 教授 安達 理恵先生)の開催報告です。
参加者の感想を一部ですが、ご紹介します。
・AI時代にどうして英語を学ばないといけないのか深く考えられたような気がします。本当にありがとうございました!
・たくさんの学びがありました
・いまこれだけAIが普及しているのになぜ英語が必要なの?とまさしく聴かれているところです!答えがたくさんあって、素晴らしかったです!大変わかりやすく、興味のもてる幅広い内容で、ためになりました。ありがとうございます。
・わかりやすくかみくだいたお言葉でのご講義、ありがたかったです。
・学習指導要領で求められている学びの根本を勉強させていただきました。なぜ?英語を学ぶのか? なぜ目的場面状況が大事なのか?など。幅広い目的のコミュニケーション能力を付けるために授業作りに活かしていきます。
・異文化に興味を持つことが、語学学習や考え方の成長に役立つことが、分かっているようで、分かっていませんでした。Mediatorno概念、民主的、批判的、公正で持続可能な社会を目指すSDGsとの関係性、知識技能の習得の土台として必須であることなどをご教示頂き、活かしていきたく思います。
・異文化コミュニケーションを考える上で、社会と実生活のつながりを強く実感することができました。「文化の氷山モデル」を目にし腑に落ちました。海外に限らず自分との他者との関係性、他者理解につながると置き換えて考えることができました。その上で、低年齢の小学校段階異文化理解の重要性を痛感します。ご紹介していただいた具体的実践例を今後の実践に活かしていきたいと思います。
・「なぜ英語を学ぶの?」に対する答えは色々あると思いますが、受験のため将来のためだけでなく「今」英語を学びながら何ができるか、私たちは1人で自分だけで生きているわけではなく色々な異なる文化を持つ人たちとつながりの中で生きていることや、「ことば」の持つ力を一緒に考えられたらと思っています。とはいっても教科としての学習の中でふとすると言語習得に寄ってしまいがちなこともあるので、今日のお話を聞き改めて「英語を学ぶのはなぜ?」の問いを忘れずに授業づくりに取り組みたいと思いました。ありがとうございました。
・日々の授業では、英語の知識・技能の習得や、自主的に学習に取り組む態度の養成に重きを置きがちで、異文化間コミニュケーションについての学びの視点が抜けがちになっている事に気づかせていただきました。
・最近、AIについてのニュースを聞いたり機能を知ったりするにつれて、自分の考えていた外国語学習の意味に不安を感じ始めていました。しかし、今日の講義で、外国語をなぜ学ぶのかという答えを明確に分かりやすく伝えていただき、教師の果たすべき役割も改めて認識できました。子どもたちと社会をつなぐ題材は身の回りにあふれていて、それをいかに子どもたちが自分事として捉えられるように教員が工夫して提示できるか、まさに橋渡し的な役割が求められているのだと感じます。今回は、外国語学習の原点を再確認させていただき、ありがとうございました。
・理論的な背景から、実践例までをバランスよくご紹介いただきました。教科化されたことで5年生6年生は授業時数に余裕が少なくなり、異文化理解的な内容を扱うのが難しくなっているように感じています。3年生4年生で国際理解の視点を取り入れた指導をしておられる先生方の実践例をご紹介いただき、参考になりました。
・普段は実践報告が多いですが、このような実践の底辺にある理論や理念を確認するのはとても良い企画だと思います。
・子どもたちの英語学習へのやる気を引き出すのに苦労しています。異文化理解を通してやる気を引き出すのも一つの手だと思います。しかし、専科ですと時間がとれないことで表面的なアプローチしかできずに終わってしまいそうです。
・今日のお話はとても興味深く聞かせていただきました。本校でも外国籍の子供が増えてきているので、身近なところでの異文化コミュニケーションの必要性を感じています。
・異文化を理解することが、外国語教育にいかに大切かということが、わかりました。合併ではなく、共存をめざします。
・今まで小学校での外国語においての異文化間能力の育成について、実践に落とし込むにあたり大変苦戦していました。しかし今回のお話を聞いて、「ことば」という観点をもって実践を考えることが大切だとわかりました。
・安達先生の貴重なお話が聞けて、大変勉強になりました。
・国際理解教育を小学校から本格的に行っても良いことがよく分かりました。結構、恐る恐るのところもありますが、自信をもって進めていいことが分かりました。
・異文化理解は常日頃授業に織り交ぜるように心がけていることなので、より深く英語の授業の中にどの様に織り交ぜていけるか興味がありました。 安達先生の研究していらした話は大変興味深いものがあり、日本人の人種や国籍の差別認識を改めて考えさせられました。このような状況を変えていくのが私たちの務めだと考えています。 大変勉強になりました。
・外国に関わりを持つ人が増えていることをデータでも可視化し、導入で使う手立てのヒントも得られて貴重でした。テディベアのような活動、ネットワークがないですが行動して試してみる気概を持たないとと思いました。
・外国語科の指導で、異文化理解まで指導しきれていませんでした。折を見て、児童に異文化理解能力を育てていきたいと思いました。
・小学校外国語授業と異文化コミュニケーションについて深く考えることができました。異文化コミュニケーションでは、自己を分析し、自己について言語化できる能力も大事なスキルだと言われていますが、小学校の時期においては、社会について多くのことを知る機会を与える、他者について興味を持つ機会を与える、ということも非常に大事なことだと改めて認識することができました。RFCDCもじっくりと読んでみたいと思いました。
・大変興味深く聴かせていただきました。ありがとうございました。
・異文化理解が必要な背景、異文化とはなんなのか、どうしたらいいのか、という具体を学ぶことができました。
・英語教育の中で異文化理解を深める大切さがよくわかりました
・異文化に対しての免疫が少ない日本の小学生に、自分の文化を大切にする心と、さまざまな違いを受け入れ且つ双方を大切にする心の育成が必要と感じています。これからは日本の社会でも皆が学ぶべき考え方であるとともに、英語の授業の中にも取り入れていくべき内容だと思っています。
・Mediation能力の育成、Mediationを意識した指導という新たな視点を得ることができました。