耕した畑に、燻炭と竹酢液を混ぜる効果
ヨシの根っこを掘り出して耕した畑に、土壌改良の為に籾殻燻炭を混ぜました。
籾殻燻炭(もみがら くんたん)は籾殻を低温で焼いた炭です。
燻炭を土に混ぜ込むところ
籾殻燻炭を畑に混ぜる効果について
土には微粉末の砂や目に見える砂粒や植物や微生物などが混ざっています。
大きな粒が適度に混ざっている土壌は、フカフカしていて、地中に水が浸みていき空気が根っこまで届けられ、水はけも良く、根っこが健康な作物が元気に育ちます。
不耕起栽培を続けていると、枯れた植物の根や葉や微生物などが年々亡骸の層になっていき、どんどんフカフカの土になっていくのだそうです。
しかし、わが家で借りた畑は、ヨシやビニールや石を除くためにガチガチに硬くなった土を耕したので、今は不耕起栽培ができるようになる手前の段階です。
根っこが元気に育つには、通気と水はけがとても大事なので、水はけを良くする土壌改良の目的で籾殻燻炭を混ぜ込みました。
※ 腐葉土や生の籾殻を土に混ぜたときはフカフカした土壌になりますが、水分を吸って水はけが悪くなったり、微生物が分解してしまった後はフカフカしなくなります。
☆ 籾殻燻炭の場合は、微生物に分解されずに粒が残ります。
しかも、炭なので無数の小さな穴の中が微生物のすみかになり、土壌改良にとても効果があるそうです。
また、籾殻燻炭はアルカリ性なので、酸性に傾きがちな日本の土壌を中和させるのに役立ちます。
カリウムなどを含んでいるので、肥料分の補給にもなります。
ぼかし肥などの有機堆肥つくりに利用されます。
畑の土を50cm位の深さまで掘ってみると、奥は粘土質の山土でした。
山土のところにも微生物が増えてくることを期待して、山土の上に竹酢液を散布しました。
竹酢液や木酢液に含まれている有機酸が微生物を元気にすると、「団粒構造」の土壌になり、野菜や果樹などの植物が元気に育つ環境になります。
団粒構造とは
土壌の微細粒子が集合して、微小な塊状を形成している構造。
保水性に富みながら排水性と通気性もよく、作物の生育に適する。
水や植物養分を保持する力が大きいので植物にとって好ましい状態。
火山灰土の腐植層にみられる。
単粒構造とは
土壌の微細粒子が結合せずにそれぞれ独立して集積している構造。
ゆるい砂土や粘土分の多い土など。
粘土質では排水性・通気性が悪く、植物根は伸長しにくくなり、酸素不足にも陥りやすい。
砂土では逆に保水性がないため水分不足になり、粒子間の結合力が弱く土壌浸食をうけやすい。
参考文献:
『自然農への道』 耕さず、肥料、農薬を用いず草や虫を敵としない… 川口由一 編
2017年11月28日の日記
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