【見学前にぜひご一読を】代表あいさつ
【はじめに~私が吹奏楽団を創ったわけ】
数ある吹奏楽団体の中から当団のホームページをご覧頂き、ありがとうございます!
この文面を書いている代表者は、高校の吹奏楽部・大学吹奏楽団を卒業し、仕事の傍ら10年以上、様々な吹奏楽の現場に関わってきました。その中で感じたことは、一般バンドというのは出席率が高い方々もいれば、本番が近づいてやっと参加できる方々や家庭や仕事でようやく出席できるような方も…と様々な事情を抱えた方々が集まっている、ということでした。
また所属している方々の背景を聞いてみると、皆が音楽(吹奏楽)だけに全力…という訳ではなく、様々な趣味を持ち両立しながら所属する方もいれば、夢に向かいながらなんとか演奏活動を続けている方もいました。そして私の中では「皆が皆、のびのびと好きな音楽をこの場所で本当にやっているのかな...?」という疑問が、ずっと引っかかっておりました。
【日本の社会では、これから楽器が続けにくくなる...?】
基本的に一般バンドというのは毎週1~2回の活動が多いのですが、もちろん集まる方々全員が吹奏楽に、合奏に対しモチベーションが高い...というわけではありません。仕事や家庭があり、練習日に楽器が持てるのがやっと...という方も多くいます。そして毎週半日以上、演奏やミーティング等の運営、楽器運搬等に費やすのも大変だな、と私は感じます。
プライベートな予定や仕事、家庭の事情で練習を休むことになり、後ろめたさを感じている経験がある方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
ですので当団は月に1~2回でしっかり集中し活動という方針にし、それ以外は仕事や家庭、趣味にじっくりと向き合える時間を掛けるようにしたつもりです(もちろん他の音楽団体に入るのも良いでしょう。当団は兼団OKです!)。さらには...日本の産業構造の変化により様々な働き方が見られるようになり、また経済的にも少しずつ貧しくなり将来に希望が持てにくい風潮の中で、いかに楽しさを見出していくかが人生で大事になってきています。
そこで、アマチュアが演奏活動を続けていくにあたり「新たなきっかけ」そして「新たな選択肢」が必要だなと感じておりました。中学・高校の吹奏楽部は「課外活動」でしたが、一般バンドの活動は「生涯学習活動」です。ご時世に合わせて、卒業してからも多くの吹奏楽経験者が続けられる世界に少しずつ、一般バンドも変化していく必要があるのではないでしょうか。
【日常のなかに音楽が根付くきっかけに】
「楽器を、音楽を再開したい!」という方々の小さな一歩に。そして「これからも音楽は続けていきたいけれど、会社や家庭での様々な人生のイベントが備えており、続けられるか分からない…。」そういう方々を温かく迎え入れ、不安を共有し、またいったん離れても戻って来られるような居場所を創ったらどうか?
それがこの「さくらウインド」を創団したきっかけです。
当楽団と関わることで、一人でも多くの方に音楽の喜びに触れる機会ができ、日常の中に音楽が根付くきっかけになれば幸いです。最後まで御一読いただき、ありがとうございました。
そして、当団のコンセプト・主旨に共感してくださった方からのご見学のお問合せをお待ちしております!
仙台さくらウインドアンサンブル 代表