『HIGH TIMES』で見る、海外大麻ビジネス
”人が耐え難い抑圧の感情を取り除きたいなら、
ハッシュに行く必要があるかもしれない” -フリードリヒ・ニーチェ
ハシシとハッシュ(hashish)をかけたジョークも交えながら、大麻ビジネスやCBD製品の広告ばかりを紹介している海外雑誌『HIGH TIMES』。
明らかに遅れをとっている日本には、こんな雑誌は存在しない。翻訳しても直訳すぎて意味がわからないwという方がほとんどだと思います。
そこで、今回は海外の大麻ビジネスの発展と、雑誌の中から特に気になるものを取り上げて紹介していきます。
MARIJUANA GROWERSが作り出すオイル
MARIJUANA GROWERSは何世紀もの間、大麻濃縮物を作り続けてきたその製法を守っているというのが謳い文句です。
実際は、2016年に発足した、大麻の業者のネットワークを言います。
今回、誌面で宣伝されていたのがこちら。
かなり純度の度の高いオイルなのでしょう。
製法は、粘着性の高い大麻の花から樹脂を抽出。専用のブロック型の装置に入れて押し出します。
風味豊かで効果も抜群の良質なhashishが生成されます。
シンプルですが、不純物も化合物も加えないため、ネパールやモロッコ、レバノンなどで古く(農業初期時代)から、変わらずに受け継がれてきたこの方法が一番良いとされています。
近年、大麻の技術分野で多くの驚くべき進歩が達成されています。
・炭化水素による抽出
・生樹脂
・乾燥大麻
・粉砕したハシシ
・ワックス
生産量も増えるにつれ、製品の種類も多様化されました。
しかし、純度と品種の驚異的な改善とまでは至っていないと書いてあります。
濃縮生産のために栽培するのに必要な独自の技術について『地球上の最も強い濃縮物』を精製できると強調しています。
さらに、エド・ローゼンタールオリジナルの「成長するグル」を伝説の書物と賞賛し、その中にある抽出方法に着目!
これを、マリファナ濃縮物と大麻オイルの新しい精製方法として加えて
『レクリエーション・カンナビス・カップ』で発表したいと締めくくっています。
カンナビス・カップ
前述した『カンナビス・カップ』。
もう説明しなくても有名すぎてみなさん知っているかと存じますが、こちらは大麻の品評会。
日本人でも行ったことのある人は少なくないと思います。
毎年アムステルダムで行われる大麻フェスティバルで、アメリカの雑誌「ハイ・タイムズ」の編集者スティーブン・ヘイガーによって1987年から始められたもの。
近年アメリカにも進出し、今後は合法化された国々で開催されることが予想されます。
こちらは、カリフォルニア州サクラメントのCal Expoで開催されたValley Cupの写真です。
各国から集まるのでこんな人数に膨れ上がるのでしょうが、それにしてもすごい数ですね。
こんな可愛い宣伝も!!
Sativa種の成分入りいちごソフトキャンディーの広告。
大麻を吸うと口も乾くし、甘いものに敏感になるのでこういったものが無性に欲しくなるのでしょう。
濃縮物質を作れるマシン
ロジンといって、セルフで大麻の効果のある部分を摂取できる形にする装置も売っているようです。
形状による効果の違いまで詳しく書いてあるという親切さ。
こちらの装置を使用して絞り出した後のようすまで。
こんな作り方が自宅でできちゃうなんて、移住する人が増えるかも(笑)
オイルやリキッドにすると、成分だけを吸引できるため、葉っぱを吸うのに比べて喉の痛みがないんです。
だから、CBDのような形状がオススメなのですね。
CBDの新原材料
新しい品種でCBDを作ったよ!という広告。
Blue DreamとGreen crack
完全に日本の思考のみならず、技術がついていっていないのは一目瞭然。
装置もなければ、材料も違う。
これでは、海外製と日本製のCBDでは効き目が違ってくるわけです。
海外では、こんなに可愛いパイプも。
使わなくても欲しくなるレベルの可愛さです。
「マリファナを吸うと気分がとてもいいです。すごく落ち着いてリラックスするし、疲れが飛びます。そのため、エナジーやパワーをもらいちょっとした気分転換になるので、休憩中に吸うとまたリフレッシュした気持ちで仕事が出来たりもします。」
「心に余裕がでてきて自分と人に優しくなれて、愛を感じます。」
こんなに良い作用ばかりなのになんでまだ日本では禁止なのか疑問が募るばかりです。
でも、反対派ばかりではなく、とっても参考になるサイトもあります。
『大麻ユニバーシティ』さんでは、HIGH TIMESが全文読めますので気になる方は是非遊びに行ってみてくださいね。