他者に振り回される人生観とは?
こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
幸せな生き方とは、
自分の持つ時間とエネルギーを、
心から注ぎたいことに注ぐこと、
だと私は思っています。
でも、多くの人は、
「何が得で、何が損か?」
「何が安全で、何がリスクか?」
ばかりを考えて、
期待を裏切らなそうなものや、
安全で確実そうに見えるものに、
寄りかかろうとし、
(そんなものは、
本当はないのですが、、)
周りの評価に怯えながら、
自分の人生にとって、
本質的なこととはほど遠い、
どうでも良いことにばかり気を遣って、
気の進まないことに、
時間とエネルギーを注いで、
人生を消耗しているように、
私には見受けられます。
多くの人が、
「良い人生」と考えるものに、
代表的なものが2つあります。
一つは、
資本主義的な成功をしていること。
お金があるほど良い、
結果が出ているほど良い、
出世しているほど良い、
という考え方ですね。
もう一つは、
民主主義的な成功をしていること。
有名になるほど良い、
人気があるほど良い
フォロワーが増えるほど良い、
という考えですね。
「そうでなければ、
大した人生ではない」
と思い込んでしまっている人を、
わりと見かけます。
このような生き方は、
他者評価に依存するので、
どうしても他者基準に、
振り回されやすくなります。
他者に評価されるためには、
自分が求めることよりも、
他者にウケることをしたほうが、
良いわけですが、
みんながみんな、
そのような生き方を心から、
楽しめるわけではありません。
世の中には、
「結果はどうあれ、
やりたいこと全てに、
手をつけられる人生の方が良い」
と考える人たちもいます。
そういう人たちにとっては、
やりたいことに手をつけず、
何かをやり残すことが、
失敗の人生と言えます。
あるいは、
「自分らしい生き方を追求し、
それに沿って生きる方が良い」
と考える人たちもいます。
そういう人たちにとっては、
いくら周りに評価されても、
納得した行動ができなければ、
失敗の人生と言えます。
私が知っている、
あるミュージシャンは、
「今日の練習で良い音が出せたら、
今日は成功」
と言っていました。
良い人生や成功の定義は、
人それぞれですから、
自分が心から望む、
生き方さえできていれば、
それで良いんだと思います。
世間的な人生観に囚われると、
他者評価に振り回されて、
自分の幸せが遠のきます。
人が死ぬ前に、
後悔することとして、
よく言われるのが、
「やりたいことを
やらなかったこと」
だと言われます。
多くの人が、
できなかったことや、
やり切れなかったことを、
悔やむそうです。
「明日のために、
今日を犠牲にする」
「今の安心のために、
ちょっとしたリスクを避ける」
そういう生き方が積み重なると、
大きな後悔を生むのかもしれません。
周りと同じような、
人生観に囚われることで、
大切なものを見失わないように、
したいものですね。
高野直人