問題解決が遠のく習慣
こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
「できれば早く解決したい」
という問題がある時に、
一番やってはいけないことは、
「一人で考える」ことです。
たっぷりと時間があって、
その問題を解決するのに、
10年、20年かけても良い、
というくらいの余裕がある人なら、
一人でゆっくり、
考えたり調べたりするのも、
良いかと思いますが、
「ちょっと急ぎたい」
「今のままではいたくない」
という場合には、
どんどん他人の知恵や力を、
借りた方が良いでしょう。
なぜなら私たちは、
自分の限界や偏見には、
なかなか気づくことができず、
人に相談することで、
ようやく違う角度から、
問題を眺めることができ、
そこではじめて、
「意味のないことをしていた」
と気づくことができるからです。
意味のあることをしていたなら、
すでに問題が解決しているはずですから、
まずは自分の間違いに早く、
気づく必要があるわけです。
「問題は発生したのと同じ次元では、
解決できない」
と、アインシュタインが言ってるように、
それまでの自分と、
同じ次元にいるかぎり、
問題は解決できません。
自分の視点を変え、
思考の制約を取り払い、
今までに目を向けていなかった、
知識や考え方を取り入れる、
必要があります。
私の周りでも、
素早く問題を解決して、
結果を出している人たちは、
どんどん人の知恵や力を借りて、
自分の思い込みを外して、
視野を広げています。
そして、
なかなか相談できない人ほど、
何年も何年も、
同じ問題を抱えていたりします。
「人に相談できない」
ということも、
一つのメンタルの問題なので、
そのような、
メンタルの問題についても、
どんどん相談して改善すれば、
様々な問題解決が、
早く進むようになるのですが、
そのちょっとした一歩が、
なかなか取れないんですね。
どう生きるかは、
その人自身が決めることですし、
結局のところ人は、
心底から痛みを感じないと、
自分の考え方や習慣の間違いを、
認めようとはしないものでもあります。
悩みに悩んで、
心からウンザリして、
「もうこんな状態はイヤだ」
と思わないかぎりは、
外側からいくら、
手出しをしてもムダなのです。
だからと言って、
見捨てようということではなく、
周りの人たちは、
その人が目覚めるまで、
色んな情報やキッカケを、
与え続けていくことができます。
急かすこともなく、
焦らすこともなく、
嫌がられない程度に、
キッカケを与え続けていれば、
いずれは、
その人タイミングで、
そのキッカケを掴み、
良くなっていくこともあると思います。
高野直人