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ローズウィンドウ工房 Le pommier 《るぽみえ》

いろいろへんないろのはじまり

2016.01.31 03:39


ずっとむかし、いろというものは ありませんでした。

ほとんどが はいいろで、

さもなければ、くろか しろでした。

そのころを はいいろのとき といいました。


...で始まる、大好きな絵本。

「いろいろへんないろのはじまり」

アーノルド・ローベル 作

まきたまつこ やく



まほうつかいは、そんな、はいいろの世界に、「いろ」を発明する。

でもまほうつかいも町の人たちもみんなその「いろ」に翻弄されてしまう。


「あおいとき」にはみんな悲しく。

「きいろいとき」にはみんな頭痛が。

「あかいとき」にはみんな怒ってばかり。

困ったまほうつかいは来る日も来る日もつぼをかき混ぜる。すると...


色というものに、人の心も身体も影響を受けちゃうってこと、この絵本は語っている。


色彩のない味気ない世界から、カラフルな世界へ…。

読後は、ほわんと幸せな気分になる1冊。


「はいいろのとき」は終わり、

今は

「いろとりどりのとき」

ローズウィンドウ「女神と悪魔」

デザイン 中山真季先生

制作 ぽみえ




普段当たり前に思っている、色のあるこの世界。

実はとても幸せなのかも...





ぽみえ