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雷霆を告げる音

Bar/alternative[ワイルド]

2018.10.03 03:44

まさかこんなところにバーがあるなんて、

知らなかった。

最近ウイスキーにハマり、ハイボールも楽しく飲めるようになった。

これで大人の階段を少し登っているのかと思うと、感慨深い。


俺かい?

俺はしがないバンドマン。

まだ小さい箱で演奏するだけで大きくはないが、大きくなる予定です。

大きくなるって何がかって?


俺の存在、オーラ、まさにビッグになるためにバンドをしている。

おっとそれ以外は、野暮ってもんだ。


そうだ、マスターにオススメのウイスキーを出してもらおう。


「マスターのオススメのウイスキーはありますか?

癖の強いやつなら何でもいいですよ」


俺はビッグな男、酒に飲まれるなんてありえない

どんな酒もかかって来い。


マスターが出したのが[アードベッグ]

そして、飲み方を聞かれたが、

俺はいつもストレート、そう告げた。


前に出された酒は、ワイルドなやつだった。

なんて匂いだ…


「マスター、氷と水も下さい」




samuraichamploo 第8話-唯我独尊にインスピレーションを得た