2024年度神奈川県公立高校入試暫定倍率の使い方とあんまり気にしなくていい理由
毎年この時期に県から進路希望調査の結果が公表されます。
その進路希望調査のデータを計算してはじき出されるのが俗に言う暫定倍率です。希望者数を定員で割った数値ですね。倍率が高いほど人気ということがわかります。
まずはその数値を見ていきましょうか。全日制だけまとめてみました。黄色い部分が暫定倍率です。
倍率トップ11(定員100名以上)は以下の通り。
神奈川総合 2.76
みなと総合 2.72
横浜翠嵐 2.62
横浜緑ケ丘 2.60
湘南 2.45
橘 2.38
多摩 2.29
新城 2.25
鎌倉 2.24
上溝 2.03
七里ガ浜 2.01
ただ、これはあくまで暫定の倍率。人気投票の結果にすぎません。きっとまだその時点では学校自体を見ずに希望調査に書き込んでいる人も多いでしょう。ですから、あんまり気にしなくていいです。
まぁ、そうは言っても気になりますよね。だから、なぜ気にしなくていいかまで知っておきましょう。
まず最初の気にしなくていい理由は、「毎年だいたい同じだから気にしなくていい」です。下の表でいえば、例年だいたい元気系(左側)の学校が暫定倍率高めで出てきますね。毎年のことです。
続いての理由としては、「コロコロ変わるから気にしなくていい」です。基本的に倍率は高ければ下がりますし、低ければ上がります。昨年までのデータを見ても、ほらね、暫定倍率と最終倍率けっこう違うところも多いでしょう。
最後の理由は、「コントロールできないから気にしなくていい」です。結局今の暫定倍率がどうでも、本番はどうなるかわかりません。あなたが気にしたところで倍率は変えられませんから、気にする時間が無駄です。コントロールできないことはあんまり気にしないで、コントロールできる自分の学力を上げるために時間を使いましょう。
倍率を本格的に気にするのは、志願倍率が出るタイミングで良いです。それまでは一分一秒なるべく自己成長に時間を使いましょう。
「倍率」の注意点は動画でも説明しています。ちょうど昨年同時期に撮影したものですね。
というわけで、個々人の暫定倍率の良い使い方は「気になるから一応見るけど、これは単なる人気投票の結果で、実際の倍率とは全然違うものだと認識しておく」というものです。
見たなら、高くても低くてもそれを自分の原動力に変えて、まだまだこの一番成長する期間を楽しみましょう。
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この冬まだまだあなたは伸びます。