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リプロ♡リサーチ実行委員会 Reproductive Research Executive Committee

「リプロ・リサーチゼミ」

2023.11.27 21:01


リプロ♡リサーチ実行委員会では、

全6回にわたってリプロ・リサーチゼミを開催しています。



🍀第1回:2023年10月16日(月)20時 
「リプロダクティブ・ジャスティスの視点から考える日本の産科医療 〜コロナ禍で声をあげたリプロ・リサーチ 実行委員会実践報告」 

https://repro20231016.peatix.com


🍀第2回:2023年12月11日(月)21時 
「お産の選択肢、もっと自由でいいんじゃない? 〜コロナ禍で出産された当事者女性の声出産(当事者の話)」  

https://repro20231211.peatix.com


🍀第3回:2024年2月12日(月)20時 
「出産環境を見直そう:産科の空間とコミュニケーション」

https://repro20240212.peatix.com 


🍀第4回:2024年4月8日(月)20時 
「ドップラー(心音聴取)について」

https://repro20240408.peatix.com 


🍀第5回:2024年6月10日(月)20時 
「スペインのお産の歴史と現在の女性運動」

https://repro20240610.peatix.com 


🍀第6回:2024年8月12日(月)20時 
「コミュニケーション スキル」 

https://repro20240812.peatix.com 



各回の内容

第1回リプロダクティブ・ジャスティスの視点から考える日本の産科医療 〜コロナ禍で声をあげたリプロ・リサーチ 実行委員会実践報告 

コロナ禍での日本における産科医療の状況を海外諸国と比較して改めてまとめてお伝えします。日本で出産する女性の権利と健康について皆で考えましょう。


第2回出産当事者の話 

コロナ禍でご出産された方のお話を聞いて、現在の日本の産科医療へ対する当事者の方の声に耳を澄ませます。当事者がどのような状況に置かれているのかまずは「知る」ところから始めましょう。


第3回出産環境を見直そう:産科の空間とコミュニケーション

現在の日本の産婦人科の外来環境とコミュニケーションについて、超音波、内診台、内診台のカーテンなどが、私たちのコミュニケーションにどのように影響しているか、具体的なデータを提示します。よりよい環境の作り方を皆で考えましょう。


第4回:ドップラー(心音聴取)について

お産が正常に進んでいるかを知るために、胎児の心音を聴くことが役に立ちます。 胎児の心拍を聴取するためには CTGモニターとドップラー(hand held doppler)によるintermittent auscultation との2種類の方法があります。 CTGモニターは二つのtransducer をベルトで腹部に固定し、心音とお腹の張りを測定し続けます。 対して、Intermittent auscultation では心音を聴くときのみ腹部にsonicaid などの小型超音波を当てます。 陣痛が終わってすぐ、丸一分間きくことでその胎児がどんな状態にあるかをCTG と同じように理解することが出来ます。 イギリスでは低リスクのお産はCTGモニターではなくドップラーでの助産師が心音聴取をします。 それは女性が自由に動く、という普通のことを可能にします。動き回ることで女性はそのときの一番楽な姿勢を見つけられ、これがお産を正常にとどめておくためにとても有効です。


第5回スペインのお産の歴史と現在の女性運動 

スペインのお産の歴史と現在の女性運動:諸外国では女性、妊産婦の権利は守られてきたかといえばそうではありません。今回スペインにスポットを当て、どのようにお産の歴史を辿ったのか、女性はどのように今も権利を求め守り、もしくは勝ち取っているのか、皆で日本以外の状況について「知る」ことから始めましょう。


第6回コミュニケーションスキル (準備中)




出産の現場とは、社会の窓である

出産のあり方をとおして、その社会で女性がどのような立ち位置にあるのかが見える

そのような表現があります。

 

私たちリプロ・リサーチ実行委員会は、今までコロナ禍の産科医療の状況について、アンケートやヒアリングをとおし、


・科学的根拠に基づかない医療処置

・付き添いや立ち会い分娩の禁止

・母子分離、授乳育児の妨げ

・医療的必要のない帝王切開の増加

など、

日本の状況が海外のスタンダードから乖離していることが明らかになりました。


そしてそもそもの国と産科医療が、赤ちゃん、そして妊産婦の健康と権利を軽視している、対応がそれぞれバラバラであるという状況を問題視し、

学会での発表や署名活動、厚生労働省と関係学会への提言を続けてまいりました。

メディア関係者の協力も得て、その現状の改善を訴えてきました。



出産現場の状況について社会からの関心は低く、なかなか当事者以外には見えないこと、伝わりにくいことがたくさんあります。

ですが、出産・誕生とは、やり直しができない唯一無二の経験であり、かつ医療施設や医療者の考え方や言葉づかい、医療者と産む女性との関係性、産む環境がどのようなものか、そしてどのような気持ちで過ごしたかなど、様々な要素が女性と赤ちゃんのその後の人生を大きく左右します。

出産のあり方は、一緒に社会を築く皆にとって、他人事であるわけではないのです。


私たちは、「皆が当事者」と「人権」の視点から、現状がより良いものとなり、女性と赤ちゃんの権利と健康が守られるために、「リプロ・リサーチゼミ」を全6回にわたって開催しています。

様々な立場の人が、対等に話し合い一緒に考える場が、今とても必要だと考えています。

多くの方のご参加を心よりお待ちしております。